もくじ
- 鰻の桜屋
- 美しい富士山の伏流水
- 佐野美術館
鰻の桜屋
土用の丑の日、だけでなく、夏の風物詩と言ってもいい鰻。
昨年だったでしょうか、教えていただいた三島の桜屋という鰻屋さん。
1年中店の外には待つ人で溢れている人気店ですが、その人気も納得の美味しさです。
私が一番感動したのはタレ。
うなぎの味を消さず、タレ自身の存在も消さない、絶妙な存在感。
醤油が効いた、甘さ控えめのタレ。
最後まで飽きずに食べられるのもこの秀逸なタレのお陰でしょう。
混雑しているのですが、予約システムが整っているので、事前に予約すれば15~20分位の待ち時間で、入店することができます。
店内はとても広いので、中に入ると静かで、隣の席との感覚もほどよく空いています。
広間で人がいるにもかかわらず、落ち着く感じ。
鰻の美味しさプラス、お店の予約システムや雰囲気の良さも、私にとっては重要なリピート理由です。
美しい富士山の伏流水
三島と言えば、富士山の伏流水で綺麗な水が、街なかの至るところに流れていることで有名。
鰻が名物なのも、この伏流水で〆るため、美味しくなるということなのです。
本当に綺麗な水。
見ているだけで涼やかです。
佐野美術館
そんな美しい水の街、三島にある佐野美術館で
は、金魚に救われたアーティスト、深堀隆介さんの展覧会が開催中。
平成しんちう屋~行商編~です。
作家活動に迷っていたときに、救いの道を見出してくれたのが、部屋で飼っていた金魚。
そこで金魚に救われたアーティストを唄っています。
アクリルの水を泳ぐ、本物と見まごうような金魚たち。
写真は昨夏、平塚市美術館で開催された時に撮影した、深堀隆介さんの展覧会のもの。
イメージとしてご覧ください。
美しい水、鰻、美術館と三拍子そろった三島に、この夏、涼を感じに行ってみましょう。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。