奈良美智「春少女」横浜美術館を見る理由 強い意志が伝わる少女の表情

3月になると見たくなる絵、それが奈良美智「春少女」(2012)。

奈良美智「春少女」2012

瞳の中、髪の先にふり注ぐ、キラキラとした光が春を思わせます。

全体の色彩も柔らかく、木々が芽吹く季節の白映えのよう。

その色彩とは変わって、口を一文字に結んで、目はキリッと正面を見据えていて、強い意志としなやかさが眩しい女の子です。

「春」年度はじめ、就職、入学、引っ越し、などなど。

ライフステージに変化がある方も多い季節。

そんな新しい世界に行く時に、「大丈夫、いっておいで!」とポンッと背中を押してもらえる、そんなふうにも見えませんか?

「春少女」は横浜美術館の収蔵品なので定期的に見ることができる作品です。

直近で見られるのは4/13(土)〜始まるコレクション展「アートと人と、美術館」

作品のサイズは227.0×182.0cm。結構大きな作品ですから、かなりの迫力。低い位置に展示してあれど、見上げるように鑑賞するので、表情がせまってきます。

奈良美智(1959-)青森県弘前市生まれ


美術館に行けば必ず立ち寄るミュージアムショップ。そこで気に入った絵葉書を買うことが多々あります。購入する基準は印象に残ったもの、好きなものはもちろんのこと。絵葉書のサイズになっても展示室で見た時と同じように見えることです。手許にある絵葉書になった作品たちを、その日の気分で選んで鑑賞していきます。