京都市美術館が京都市京セラ美術館へ、美術館も自立の道を見越す時代。

京都市美術館が京都市京セラ美術館へ。

京都市に本社を持つ京セラ株式会社と美術館がネーミングライツに関する契約を締結ました。

美術館は作った後に持続していくのが大変。

作品保護や保管のための光熱費や定期的な展示室内のメンテナンスで多くの費用が発生します。

公立の美術館は税金で賄いますから、維持費の調達がより大変なことと思われます。

時の市長や議員の方々がどのくらい文化事業に関心があるかでも予算の付き方が変わると聞いたこともありますしね。

今回は老朽化に伴う修繕工事の一部を京セラが負担するようで、地元の企業と官民一体で美術館だけでなくスポンサーになる企業にとってもメリットのあるWin-Winの関係でありたいですね。

Win-winという言葉もすっかり定着していますが、企業側はCSR活動の一貫として出資すると思いますので、美術館を大いに「使って」欲しいです。

以前、横浜美術館の職員の方とお話する機会があり、美術館のある地域に企業が多くあるので、例えば大切なお客様や海外支店からの要人が来日した時に、接待の一貫として美術館を利用してもらえるようにしたいとおっしゃっていました。

三菱一号館美術館では併設するカフェでのパーティーも組み合わせた美術館の貸し切りパックなども用意しています。

スポンサー企業に対する特典はなにがしか用意されているとは思いますが、京セラデーのように、社員やその家族に対して美術館を無料開放する日を設けるのも一案かと思います。

美術館を使いやすいように、使うことによりスポンサーにも利益が還元できるようなメニューが必要ですね。

社会福祉や子育て支援等、税金の用途は多岐の分野にわたりますから、大切だとは言え、文化活動ばかりに予算を割くわけにはいきません。

美術館も自立の道を見越していく時代なのかなと思います。

京都市美術館はただいま改装中。2019年度中にリニューアルオープンの予定です。

ピンクの梅の花