展覧会には3つの楽しみ方がある―「見る」「読む」「感じる」鑑賞スタイル

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美術館に行くときに
「展覧会を見に行く」と
言うことがありますが、
展覧会は「見る」だけでしょうか。

私は展覧会には3つのタイプが
あると思っています。

それは、「見る展覧会」
「読む展覧会」「感じる展覧会」です。

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「見る展覧会」は、視覚的に楽しむ鑑賞の基本スタイル。
美術鑑賞の王道とも言えるでしょう。

「読む展覧会」は、解説やキャプションが多く、
それが作品と同等の存在感があるもの。

博物館で開催される企画展や、
最近ですと蔦屋重三郎系の
企画展はこのタイプだと思います。

「感じる展覧会」は、理解よりも
「感じる」ことを重視した展覧会。

キャプションや解説を最小限にしたり、
展示する作品数を少なめにするといった

あえて視覚的な情報を少なくする企画展も
このタイプになります。

たとえ企画自体が「読む展覧会」であったとしても
意図的に展示作品を見ることに集中すれば
自分にとっては「見る展覧会」にもなる。

ほとんどの場合は3つの要素が
組み合わさっていることが多く

人によりその割合が多いか少ないか
ということになると思います。

私の鑑賞体験からすると
説明やキャプションをしっかり読んで
作品を見ることが基本になりつつも、

印象に残る作品があると、
色使いや筆致、描かれている人物やモノなど
細部を観察しながら感嘆したり、感動したりしますし、

何か過去の思い出や体験、経験が思い出されたり
ひらめきのような感覚があったりと

ひとつの展覧会を見ている間に
「見る展覧会」↔「読む展覧会」↔「感じる展覧会」が
行ったり来たりしています。

今日はどんな風に展覧会を堪能したのか
振り返ってみると、

知識が増えるような「読む展覧会」が好きだなとか
まずは見て、そこから何かを感じたいと思う
「感じる展覧会」を欲しているのかとか、

美術館での自分らしい楽しみ方を
3つの鑑賞スタイルから考えてみましょう。

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