開館30周年の横浜美術館から目が離せない。展覧会や講演会が大充実!

横浜美術館は開館30周年のアニバーサリー・イヤーということで、展覧会や講演会が通常よりも大充実!今年は全展覧会に行く予定にしています。

展覧会や講演会を通しての、横浜美術館の魅力を、今日は語らせていただきますよ〜。

3つの章立てです。

・横浜美術館とは

・3つの展覧会
Meet the collection—アートと人と、美術館(〜6/23まで)

原三渓の美術—伝説の大コレクションー(7/13〜9/1日まで)

オランジュリー美術館コレクション
—パリに恋した12人の画家たちー(9/21〜2020/1/13)

・驚きの無料の講演会

横浜美術館_淺井裕介さん

横浜美術館とは

1989年11月に開館した横浜美術館。

横浜博覧会のパビリオンの一つとして丹下健三氏により設計され、博覧会終了後の11月に美術館として開館しました。

1859年の横浜港開港当時は100軒ほどの漁村でしたが、今や東京に次ぐ大都市に。

そんな横浜市の文化面を代表する施設の一つです。

今年の開館30周年を皮切りに、大きな行事が続く美術館。

来年2020年は7月〜10月まで、ほぼオリンピック・パラリンピックと重なる日程で、横浜トリエンナーレが開催。

3年に一度のアートの祭典です。

美術館はメイン会場になりますが、越後妻有や瀬戸内とは違った、都市部での開催ならではの面白さがありそうですよね。

これが終わると2021年からは、3年くらい閉館しての大規模な改修工事に入ります。

30年も経てば施設や設備といったハード面での老朽化もでてくるもの。

次の30年、そのもっと先へつなぐために必要なメンテナンスです。

そんな訳で今年は、「通常の」横浜美術館をじっくり見るチャンス。

続いては、3つの展覧会をご紹介しましょう。

すべて開館30周年の記念企画展です。

横浜美術館

3つの展覧会
Meet the collection—アートと人と、美術館(〜6/23まで)

収蔵品も使った企画展。

とても凝った展示が目を惹いたのは、アーティストの淺井裕介さんと、美術館のボランティアスタッフや、一般の方との協働で作られた作品。

壁画のように展示室一面に設置され、そこに収蔵品の展示がしてあります。

美術館が提示したものを、鑑賞者が見るという一方通行ではなく、一緒に作るという双方向型の活動が、横浜美術館らしいなと思います。

日本画、洋画問わず、近現代美術作品、そして特徴の一つである写真とともに、美術館らしさが分かる展示です。

最後の小さな展示室には、美術館30年の歩みのパネル展示。

社会の動きと美術館の活動が、照合できるようになっていて、こちらは美術館の歴史を感じるものでした。

横浜美術館_淺井裕介さん

原三渓の美術—伝説の大コレクションー(7/13〜9/1日まで)

横浜の地にて、生糸貿易や製糸業で莫大な富を得た実業家の原三渓(はら・さんけい 本名:富太郎 1868—1939)。

コレクター・茶人・アーティスト・パトロンと幅広く美術に関わった人物です。

集める人でもあり、創り出す人でもあり、支援する人でもある。

明治時代の実業家の財力と、そういった立場の方の文化水準の高さは、スケールの大きさを感じます。

この時代の実業家たちは、優れた美術品を集め、多くの人にそれを見てもらおうと、美術館を作られた方が何名もいらっしゃいます。

原三渓も例にもれず、計画をしていたようですが、実現せず。

そんな実現しなかった美術館が、期間限定で現れるような企画展になるであろう、そんな期待がもてる展覧会です。

全国の古い建築物を移築した庭園、「三渓園」も、この機会に行ってみたいところですね。

横浜美術館

オランジュリー美術館コレクション
—パリに恋した12人の画家たちー(9/21〜2020/1/13)

普通の展覧会が出てきて、ほっとするような感じ(笑)でしょうか。

前述の2つは横浜美術館や横浜を、意識した企画になっていますが、

3つ目のこちらは、鑑賞者に対するギフトという感じがしますね。

横浜美術館というよりも、もっと大きく。

「美術館」に行くとはこんな絵を見に行くことだ、といった期待を裏切らない、安心して行くことができる展覧会ではないでしょうか。

フランスの国立美術館であるオランジュリー美術館の、選ばれた作品が、

21年ぶりにまとめて、国外に貸し出される展覧会です。

横浜美術館_シンポジウム

驚きの無料の講演会

私は箱や入れ物、場としての「美術館」という部分にも興味をもっています。

今年の講演会やシンポジウムの充実ぶりは、本当に嬉しいもの。

今年に入ってから、3つも聴講させていただきました。

驚きなのは、これらがすべて無料なこと。

観覧チケットすら必要なしです。

事前予約は必要とはいえ、無料にはいつも驚きつつ、内容を考えると申し訳ないくらい。

「美術館という箱はオルタナティヴな劇場になりうるか?」

「美術館という建築物と展覧会の関係」

「アートでつなぐ人とみらい?美術館は何のため?そして誰のため?」

美術館は美術品を展示するだけのところではない、という流れが引き続き、きているのを感じる内容でした。

3つ目のシンポジウムはまだ振り返り中で、ブログにまとめていないのでガンバロウ!

今年は特に魅力を感じる横浜美術館

気になる展覧会などありましたか?

30周年をお祝いする意味でも、美術館に行ってみましょう。