イランの遊牧民カシュガイ族の女性たちが織る、手織り絨毯のギャベ。

年末に質の良い羽毛布団を手に入れた八王子のインテリアショップ、ルームス大正堂。以来催事のお知らせが送られてくるのですが、今回は「ギャベ」という手織り絨毯の展覧会。

見開き1ページのパンフレットには、かなり詳しくギャベについて書かれていて、この絨毯がカシュガイ族というイランの遊牧民の方々の伝統工芸なのだろうな、と想像ができます。

糸を染めるのは昔から身近にある自然の草木や野菜。

ギャベの染料

黄色をポプラから染めるなんて想像がつかないですね!ポプラの樹皮は白っぽいと思うのですが。

藍色はナスの皮なんて、本当に身近なものを使っていますよね。

緑色に使う「ジャシール」については聞き慣れないので調べてみると
日本には無い木で、イラン南部の山脈に分布する灌木だそうです。

そして織り込まれる模様としての文様。

ギャベの文様

鹿や樹木、人間、動物などの模様は、一つ一つに意味があり
作り手たちの思いで組み合わされていくそうです。

赤ちゃんが生まれたり、成人式、結婚式、還暦、金婚式など。

イランのカシュガイ族に日本と同じような習慣があるのかは分かりませんが、きっと人生の節目に家族や親しい人への贈り物として作られたのではないかなと思いを馳せました。

八王子のルームス大正堂にて
2019年2月1(金)〜3(日)まで
グレースギャベによる展覧会で見られますよ。

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