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友人たちとカラオケを楽しんだ日、
季節柄、各々クリスマスソングを
一曲は歌おうというお題のもと
色々な曲を歌いました。
参加メンバーは40代から?代まで
集まってみてあらためて思ったのは、
それぞれが歌う曲の年代や
ジャンルの幅広さです。
そこからふと思ったのは、
カラオケの選曲から得た
展覧会選びのヒントでした。
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拡げる – 新しい世界との出会い
まずは「拡げる」
カラオケでの例として
「この曲、知らないというか、
うぉー!全くついていけない。。。」
という新鮮な曲との出会いのことです。笑
展覧会での例としては
好んで見ることが多い時代とは
違う時代の作品や、
あまり馴染みのないジャンルの
展覧会に足を運んでみると、
思いがけない感動に
出会うことができること。
新しい世界に出会うために
いつもと違う展覧会にあえて行くことを
「拡げる」と考えてみます。
自分が好きなジャンルばかり見ていると、
安心感はあるけれど、新しい発見は少ない
のではないかと思うのです。
深める – 忘れていた「好き」を思い出す
次は「深める」
カラオケでの例としては、
すっかり忘れていたけれど
「ああ、この曲好きだったなあ」
と思い出したこと。
世代の違いだけではなく
人それぞれ好きな音楽があること
その違いが同じ空間で交差する
面白さを実感すると共に
誰かが歌った歌で、
忘れていた自分の「好き」を思い出し
あらためて「ハマり」深まる感覚が
持てました。
展覧会で例えると
好きなジャンルの展覧会や
お気に入りの美術館へ
繰り返し行くこと。
好きにハマり続けることで
深まると思うのです。

カラオケの選曲と展覧会選びの共通点
カラオケボックスを出た後で
ふと思ったのが、
美術館の展覧会選びも、
カラオケの選曲を参考にできそうだ
ということ。
私が今回の気づきで響いたのはココ、
「思いがけない感動に出会う」。
それは知らなかった曲に出会うこと
知っていたけど忘れていた曲に
出会うことの両方で、
どちらも心が動く瞬間です。
展覧会で例えると、
「こんな表現があったのか」、
「こんなアーティストがいたのか」と
知らなかったことを知ることと
「ああ、こういう作品、私好きだったな」
あらためて発見と呼べるようなことや
記憶が蘇ったりすること。
自分が知っていたり
思い出せる範囲での選曲だけでは、
昔好きでよく聴いたり
口ずさんでいたり
感動したりした曲を、
思い出すことは
できなかったでしょう。
幅広い世代が集まる
カラオケの選曲のように
幅広い時代やジャンルの作品に触れる。
そんな展覧会選びを
心掛けてみるのも、
面白いと思う。
来年はどんな展覧会に行こうか。
今回のカラオケのおかげで、
展覧会選びの視野の拡げ方の
ヒントをもらえた気がする。
心を動かされた曲
おまけで、私が今回のカラオケで
心を動かされた曲を書いておきましょう。
実はこの記事を書きながらも
延々聴いている
「好きだったことを思い出した」その曲とは、
桑田佳祐&松任谷由実
– Kissin’ Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023
そして「ついていけなかった」のはYOASOBIの曲。
ミサイルのようにずっと早口で
言葉を発しているような歌でした。
ですが、画面で歌詞を見ていると
繊細な感情の動きを表しているような
表現だと思えたり、
歌詞に擬音語が多く入っていますが
それは言葉にうまく変換できない感情を
音に変えているのかもしれない
などと思ったり。
歌詞にフォーカスすると
なかなか面白い言葉使いに
面白さを感じることができました。


