「ほのぼの若冲・なごみの土牛」【山種美術館】 癒やしの定義を考えるきっかけになった日本画の良さを知る

「癒やし」という言葉。

自分の中で定義がはっきりせず
モヤモヤする言葉の一つでしたが

2024年最初に行った展覧会
「ほのぼの若冲・なごみの土牛」展をみていて
「癒やし」を体感する瞬間があり、

自分なりの「癒やし」の定義を考える
きっかけになりました。

“「ほのぼの若冲・なごみの土牛」【山種美術館】 癒やしの定義を考えるきっかけになった日本画の良さを知る” の続きを読む

織田有楽斎展【サントリー美術館】逃げた男を考え直す 展示室で見る歴史のスペクタクル

織田有楽斎(おだ・うらくさい)こと
織田長益(おだ・ながます)。

その人に興味を持ち、
足を運んだ展覧会。

茶道具や書簡とともに、
歴史のスペクタクルも
楽しめた企画です。

“織田有楽斎展【サントリー美術館】逃げた男を考え直す 展示室で見る歴史のスペクタクル” の続きを読む

キース・ヘリング展【森アーツセンターギャラリー】30年の時を経てヘリングの本質を考え 作品と活動を振り返る好企画

最初にヘリングの作品を見たのは
20代の頃。

あのときはキース・ヘリングという
流行りモノとして
表面しか見ていなかったと気づき、
猛省した展覧会。

ヘリングの作品は
単なる流行りモノではなく
「不変の流行りモノ」
だったのでは?と、

私なりの解釈を得られた
良い企画でした。

“キース・ヘリング展【森アーツセンターギャラリー】30年の時を経てヘリングの本質を考え 作品と活動を振り返る好企画” の続きを読む

ゴッホと静物画【SOMPO美術館】ゴッホにとって静物画とは技法や色の研究のための手段だった

ゴッホにとって静物画とは
技法や色の研究のための手段だった。

そして、植物や静物画は
モデル代もかからず、

かつ売れる確率が高い絵なので
描いていたというのが
新鮮な知識でした。

“ゴッホと静物画【SOMPO美術館】ゴッホにとって静物画とは技法や色の研究のための手段だった” の続きを読む

皇室のみやび受け継ぐ美【皇居三の丸尚蔵館】収蔵品は買って集めたコレクションではなく贈られて集まった品々

ただいま大改装中の美術館。

全面開館は2026年ですが、
改装が終わった2つの展示室で
4期にわたり、

皇室が所属している
美術品が見られます。

“皇室のみやび受け継ぐ美【皇居三の丸尚蔵館】収蔵品は買って集めたコレクションではなく贈られて集まった品々” の続きを読む

みちのく いとしい仏たち【東京ステーションギャラリー】創られた生活に根ざした祈りの対象

会期の初日に突撃!

この展覧会はとても楽しみに
していました。

以前、八王子市夢美術館で、
土門拳と弟子である
藤森武、両氏の写真展を観て、

そこに写る東北地方の
素朴で不思議な仏像を
見てみたいと
思っていたからです。

“みちのく いとしい仏たち【東京ステーションギャラリー】創られた生活に根ざした祈りの対象” の続きを読む

モネ連作の情景展【上野の森美術館】モネの光の素晴らしさを体感できる展覧会

日時指定予約ができる展覧会の為
17:30の回を予約し、
会場を4往復ほどして
ガッツリ堪能。

ショップに入るのも並ぶという
盛況ぶりなので、買い物はあきらめて

閉館近くまで鑑賞に
集中することにしました。

“モネ連作の情景展【上野の森美術館】モネの光の素晴らしさを体感できる展覧会” の続きを読む

堅山南風「大震災実写図巻」と近代の画家展【半蔵門ミュージアム】関東大震災から100年 有事に自分は何をするのか

日本画家の堅山南風(かたやま・なんぷう)が
関東大震災の様子を記録するために描いた
「大震災実写図巻」。

混乱の中、震災の記録を残した画家の仕事を
レジリエンスと社会貢献というキーワードで
考えてみました。

半蔵門ミュージアムにて、
2023年11月5日まで実物が
見られます。

“堅山南風「大震災実写図巻」と近代の画家展【半蔵門ミュージアム】関東大震災から100年 有事に自分は何をするのか” の続きを読む