ゴッホと静物画【SOMPO美術館】ゴッホにとって静物画とは技法や色の研究のための手段だった

ゴッホにとって静物画とは
技法や色の研究のための手段だった。

そして、植物や静物画は
モデル代もかからず、

かつ売れる確率が高い絵なので
描いていたというのが
新鮮な知識でした。

ゴッホは人物画の画家を
目指していたとのことですが

展示作品では目を惹く静物画が
何枚もありました。

フィンセント・ファン・ゴッホ「麦わら帽のある静物」1881年 クレラー・ミュラー美術館

特に私は花を描いた作品が
印象に残っています。

ツヤっとした湿度を感じる生々しさや
妙な力強さが感じられるところが
魅力です。

フィンセント・ファン・ゴッホ「カーネーションをいけた花瓶」1886年 アムステルダム市立美術館

もう一つの見どころは、
ゴッホを軸に静物画の歴史を知る
展覧会であること。

ゴッホが影響を受けた画家、
ゴッホに影響を受けた画家の作品も
かなりあり

半分くらいはゴッホ以外の画家
くらいの感覚です。

オランダ人画家の美しい静物画も
見られました。

フィンセント・ファン・ゴッホ「アイリス」1890年 ファン・ゴッホ美術館

この展覧会は2020年に、美術館が長年入っていた
お隣のビルの42階から新たな建物に移転し、
開館記念の展覧会の一貫だったのですが

コロナ禍で一旦中止となり
3年を経て再開されたもの。

再開の配慮も非常に嬉しい
展覧会でした。

フィンセント・ファン・ゴッホ「皿とタマネギのある静物」1889年 クレラー・ミュラー美術館

SOMPO美術館にて
2024年1月21日まで開催です。

日時指定の予約を推奨していますので
Webで事前にチケットを予約するのが
オススメです。
窓口で購入するよりも200円お得になります。

SNSはじめました!

ブログだけでなくSNSもはじめました。
フォローしてくれるとうれしいです!