ゴッホにとって静物画とは
技法や色の研究のための手段だった。
そして、植物や静物画は
モデル代もかからず、
かつ売れる確率が高い絵なので
描いていたというのが
新鮮な知識でした。
ゴッホは人物画の画家を
目指していたとのことですが
展示作品では目を惹く静物画が
何枚もありました。
![](https://mariko7.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_6617.jpeg)
特に私は花を描いた作品が
印象に残っています。
ツヤっとした湿度を感じる生々しさや
妙な力強さが感じられるところが
魅力です。
![](https://mariko7.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_6637.jpeg)
もう一つの見どころは、
ゴッホを軸に静物画の歴史を知る
展覧会であること。
ゴッホが影響を受けた画家、
ゴッホに影響を受けた画家の作品も
かなりあり
半分くらいはゴッホ以外の画家
くらいの感覚です。
オランダ人画家の美しい静物画も
見られました。
![](https://mariko7.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_6629.jpeg)
この展覧会は2020年に、美術館が長年入っていた
お隣のビルの42階から新たな建物に移転し、
開館記念の展覧会の一貫だったのですが
コロナ禍で一旦中止となり
3年を経て再開されたもの。
再開の配慮も非常に嬉しい
展覧会でした。
![](https://mariko7.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_6646.jpeg)
SOMPO美術館にて
2024年1月21日まで開催です。
日時指定の予約を推奨していますので
Webで事前にチケットを予約するのが
オススメです。
窓口で購入するよりも200円お得になります。
![真理子](https://mariko7.com/wp-content/uploads/2019/01/1228MN_003-100x100.jpg)
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。