ひとりシニアのお金と暮らしの基本【ブックレビュー】女性にオススメ 意外と多い老後の選択肢に気持ちが明るくなる

一般的に女性の方が長生きで
健康寿命も長いという観点から、

既婚者も独身者も、
子供がいてもいなくても、

女性は最後は独りになることが
多いだろうという前提で書かれており
女性にお薦めの本です。

60歳以降のお金と暮らしの選択肢を
幅広く紹介していて、

意外と多くの選択肢があるものだと
明るい気持ちになって読みました。

実は、お世話になっている
ファイナンシャル・プランナーの方の著書。

常日頃から深川さんが言われていることが
1冊に網羅されたているので、

私にとっては手元に置いて
復習するための一冊でもあります。

読了後、印象に残った3点を
まとめてみました。

自分の価値観を明確にしよう

意外と多くの選択肢があることが
分かったところで、

この選択肢を選ぶにあたり大切なのが
「自分の価値観」。

どんなところに住みたいか、
優先することは何か、
どんな風に生きていきたいか。

本書をきっかけに
考えてみることを強く
お薦めします。

老後の生き方のパターンは
大まかにあるけれども、

持ち家があるのか、賃貸なのか、
親戚や兄弟にどの程度頼れるのか、

細かい条件は一人ひとりで
ケースが異なります。

やはり自分の人生ですから
今まで通りに老後のシナリオも
オリジナルを作ることになるでしょう。

自分はどうしたいのかが分からないと、
シナリオを思い描くことも
難しくなりそうです。

本書を使った価値観の見つけ方

「自分の価値観」といきなり言われても
なにか壮大なテーマを目の前に持って
こられたようで困惑する。

という方でも大丈夫。

本を読みながら
選択肢が提示されているところで
自分はコレがいいな、
というものを選んでみるのです。

例えば、「理想のこれからを
イメージしてみよう」のページには

好きなことは我慢したくない
という項目があります。

これに対して3つの選択肢が書かれています。
①趣味には最低月1万必要
②食事のクオリティは落としたくない
③習い事の会費と交際費は確保したい

読んでいいてこのような箇所に来たら
「私はこうしたいな」というものに
マーカーを引くなど印をつけてみては
いかがでしょうか。

読み終わったら、マーカー部分を振り返れば
自分が大事にしたいこと、
こんな風に生活していきたいなど
少し価値観が浮き彫りになると思います。

本を読みながら「自分と向き合う」作業も
してみましょう。

老後を作らないというワクワクな選択

本書の中に「老後を作らない」もしくは
「老後を遅らせる」というようなことが
書かれた箇所があります。

お金の心配があるならば、
できる限り働けるような体制を作るという
意味で使っていますが、

私はこの選択肢、良い響きだなと
ワクワクしています。

生涯現役!とかギラギラした
老害まっしぐらか?!というのとは違うし、

「隠居」なんてヒマで退屈な毎日とも違う。

(注意:生涯現役と隠居の定義については
私の個人的な解釈ですので、あしからず。笑)

今の私の延長線に
気力や体力の衰えを感じながらも
自分がこれでいいと思える人生を
生きていく。

そんな凛とした生き方を感じるのです。

そもそもいつまで生きるか
健康でいられるかなんて
分からないという
不透明この上ない世界を
生きてゆくのだから、

将来起こりうる事で
分かっていることを
一つずつ対策し、

まずは見える部分、
予想がつく部分を

整えておくことが
大事なのかなと
思っています。

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