- 六本木アートナイトとは
- 繋げて楽しむポイント3つ
- 私が一番楽しみにしていること
2009年より毎年開催されている六本木周辺地域を舞台に繰り広げられるアートイベント。
現代美術作品の屋外展示がメインになります。
第10回目の今年も、パフォーマンス・映像・音楽やワークショップなども含めた多彩なプログラムによってアートを体感できる構成です。
越後妻有や瀬戸内の芸術祭の都心版という感じですね。
開催期間:
2019年5月25日(土)10:00〜翌26日(日)18:00
開催場所:
六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、六本木地域の協力施設や公共スペース
昼間から夜、夜中まで。
都心ならではのタイムスケジュールも非日常感あり。
繋げて楽しむポイント3つ
- バーニーズニューヨークなどの周辺店舗も営業時間を延長。
ショッピングや夜ごはん+作品巡りで、六本木から始まるアートのある日常を体験。
- プログラムNO.71の作家、クリスチャン・ボルタンスキーの活動を紹介するドキュメンタリ−フィルムを見て、国立新美術館で6/12(水)から開催の「クリスチャン・ボルタンスキー「Lifetime」展を見に行く。
事前に作家の情報を頭に入れることにより、鑑賞に深みがでること間違いなし。
また、小山登美夫ギャラリーではトム・サックスの作品展示がありますが、こちらは東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「トム・サックス ティーセレモニー」との連動企画。併せて見るのもいいですね。
- インスタレーション作品ならではの、場所とのマッチングやアンマッチングを楽しむ。
作家が六本木の街を知っているか、知らないか。
どの程度関わりがあるのか。
気になる作品があれば、作家の出身地や経歴を調べてみるのも作品理解に役立ちます。
美術で言うインスタレーションとは、作品のみでなく、設置された場所や空間全体が作品になる展示手法。
期間が終わると撤去され、
見た人の記憶か写真・映像等のメディアでしか残らないのが特徴です。
よって、作家と場所の関係というのも重要だと思うのです。
私が一番楽しみにしていること
それは六本木地域の美術館の開館時間の延長です。
普段から仕事帰りに美術館に行くことも多いので、夜間開館の日は重宝していますが、
ほとんどの施設が20:00〜21:00位まで。
時間が足りなくはないのですが、「あと閉館までどの位かな」と気にしながらの鑑賞になります。
それがアートナイトの5/25日夜は22:00まで、オールナイトと、施設により開館時間も大幅に延長。
通常の夜間開館よりも時間を気にせず見られるのです。
六本木アートナイト、
見てみたい作品、ワークショップなど
探してみて下さいね。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。