以前、ロエベのクラフトプライズという展覧会で訪ねた
草月会館。
独特な展示空間にも、魅了されました。
イサムノグチの石庭を備えた
この空間を、
展示室と呼ぶのは違う気がします。
高い天井を持ち、
圧迫感や威圧的な感じはしないけれど
ちょっぴり緊張感が漂う。
空間自体が作品なのだから、
そこに作品を置くと
強い対峙が生まれるのかもしれません。
普段はいけばなが
展示されるであろう空間で、
工芸品を見ながら感じたこと。
いけばなが展示されても、
同じような緊張感は
漂うのでしょうか。
草月会館は、丹下健三により設計され、
1977年に完成しました。
1階はイサム・ノグチの設計による石庭
「天国」という空間です。
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牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。