お土産を調達したのは、富山駅構内にあります「きときと市場とやマルシェ」。
「きときと」とは富山地方の方言で、新鮮な、活き活きしたという意味。
お土産だけでなくファストフード並に手軽に富山の味を体験できるお店もあり。
その中の一つ、白エビ亭で食べた天丼は、白エビよりもブリの天ぷらの美味しさに感動しました。寒ブリの時期だからかな。ちなみに白エビ亭は東京駅にもあるそうですよ。
■鱒寿司食べ比べ■
びっくり仰天だったのが、富山県内には鱒寿司のお店が50店舗余りもあるという事実。
きときと市場のこのお店ではいくつかの店舗の鱒寿司が揃えてあり、素晴らしいのは各店のハーフサイズもあること。
特徴がひと目で分かるようにレーダーチャートを使っており、マスのレア度・酢飯の酸っぱさ・酢飯の押しの強さの3つで表現されています。
家族の好みに従って酢飯の酢が強めでマスのレア度が高いものを3種類選びました。
しかしコミュニケーション不足により食べ比べすることなく家族に食べられてしまうとはこの時はまだ知る由もなし。
結局私が食べたのは吉田屋のみ。
食べ比べしたかった。。。
東京でも物産展などで買うことができる源よりもマスがさっぱりした感じがしました。もちろん美味しいです!
■食やくスイーツ■
「クスリではない、ただのスイーツでもない。」という箱書きの通り、薬都・富山らしさのあるお土産。
「食やく」とは身体に良いとされる食べ物のこと。
富山県産の「食やく」入りスイーツが正方形の箱におさまり、全部で9種類。他に3箱セットもあります。
1箱ずつお土産で配るのもいいですね。
例えば、写真のお皿にある丸い焼菓子は「檎黄丸(ごおうがん)」食やくはリンゴと生姜。スポンジの焼き菓子で、生姜の風味がほのかにします。リンゴと生姜って合いますね。
クッキーは「蓬柿丹(ほうしたん)」。緑色の方はヨモギ、ベージュ色の方は乾燥した柿とイチジクが入っています。
他に紫芋のタルトやハトムギを使った餡のお饅頭などバラエティに富むのが嬉しい和洋風菓子の詰め合わせです。
箱の色が岩絵の具のような和の色を思わせることや、「食」の字のデザイン、お菓子のネーミングも〜丸や〜丹のようなクスリの名前にかけているあたり全部含めてデザインがしっかりされているところも素晴らしい。目にも舌にも満足なお土産です。
■ぶりカマめし 吹雪■
帰りの新幹線内で食べようと、夕食として購入。
ますのすしで有名な「源」の商品です。
通常のぶりカマめし弁当に酢で締めた蟹の身が散りばめられているのがこの「吹雪」。
酢の効いた蕪漬けとともに、よい口直しになりました。
甘く煮付けてあるぶりカマは、甘さ、醤油の加減ともに少しさっぱり目で私好みの味。
出来合いのものとは思えない繊細な味付けです。
加えて身がふっくらしていて、中心部までは煮汁が染み込んでいないので、ブリの身本来の味も頂くことができるのがまた良し。
寒ブリの時期には特にオススメのお弁当です。
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牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。