巡回展は素晴らしいシステムだと思った 2021年8月の振返りと9月に向けて

「巡回展」というシステムのおかげで、

もう見られないと思っていた展覧会を見ることができました。(嬉)

もくじ

  • 見た展覧会5展
  • 数年ぶりに訪問の美術館
  • 巡回展という素晴らしいシステム

見た展覧会 5展

5展行った中でのマイベストは

GENKYO 横尾忠則展(東京都現代美術館)
→2021.10.17日まで

展示作品600点あまり。

どの展示室に行っても、壁いっぱいに作品が展示してあるので、

見応えあるというよりも、見ても見ても見きれていない感覚を持ちました。

こちらの美術館の展示室は、高さも含めて広い方だと思いますが、

「所狭し」な感じも満載。

この圧倒的な数の作品たちから活力を貰えたり、

横尾をワールドに飲み込まれ、若干疲れた部分もあり。

全部含めて、良い展覧会でした。

ーーーーー

続いては他の4展です。

寺田小太郎 いのちの記憶展(多摩美術大学美術館)
→2021/9/20月祝まで(前編)
後編は2021.10.2土〜11/21日まで

渡辺省亭展(佐野美術館)
→会期終了

フジター色彩への旅展(ポーラ美術館)
→会期終了

水のかたち(箱根ラリック美術館)
→2021.11.28まで

数年ぶりに訪問の美術館

ポーラ美術館・箱根ラリック美術館

先月と同じく、5年以上振りに訪問した美術館が2館。

面白いことに、2館とも今回同じことを感じたのです。

「こんなにこじんまりした美術館だっけ?」

2館とも作品が多くて、見るのに時間がかかると記憶していたので、

しっかり見た印象を持ちながらも、サクッと見終わったな

という今回受けた感覚がとても意外でした。

展覧会によほど没入できたのか、

ある程度の早さで見ても、内容を把握できるようになったのか。

その両方であって欲しいものです。

佐野美術館

巡回展という素晴らしいシステム

会期は終了していますが、佐野美術館で開催していた「渡辺省亭展」。

私にとって、「行くことができた」ことに意味がある展覧会でもありました。

フランスを始めとするヨーロッパでは知られているものの、

母国日本ではあまり知られていない画家とのこと。

私も初めて名前を聞いたので、是非とも見ておきたかったのです。

当初は東京芸術大学大学美術館で、見る予定にしていましたが

緊急事態宣言により会期途中で美術館が臨時休館、

そのまま閉幕してしまったのです。

巡回の予定を調べたところ、愛知県岡崎市の施設の後に

静岡県三島市の佐野美術館に来ると分かりました。

巡回展というシステムのお陰で、見逃した展覧会を

別の美術館で見ることができたのです。

また臨時休館になるのではとヤキモキしながらも、

無事見に行くことができて本当に良かったです。

この一件で「見たい展覧会は、見られる時に、見ておく」を

ますます強く思っています。

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芸術の秋がやってきます。

各美術館とも新しい企画展が始まる季節になりました。

感染症の状況、対策を見極めつつ、

引き続き「見たい展覧会は、見られる時に、見ておく」を意識して、

9月も楽しくしっかりいこう。

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