暑くてお花がもたない8月は、お稽古はお休み。
朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきたので、9月からまたお稽古復活です。
長月の花材
- ナナカマド
- 秋明菊
- 木苺
- 女郎花
夏と秋の花材が入った9月
今回は、夏と秋の花材が入った9月らしい組み合わせだなと思いました。
秋は、ナナカマド、秋明菊、女郎花。
夏は木苺です。
木苺の青々とした葉は、夏の名残ではなく、まだ夏は継続中ですよ、
と言いたげな感じ。
実際、9月は残暑と言えるような暑さの日があったり、
10月までは、台風にも注意しなくてはいけない日もあったりの昨今の気候。
朝晩は気配を感じる秋を取り入れながらも、
夏も継続中という
現在を反映した花材の組み合わせに、
お花屋さんのセンスを感じています。
後日のいけ替え
ウォーキングがてら、道にあるススキを5本頂戴し、ナナカマドといっしょにいけました。
とても状態の良いススキです。
実は今回、水を入れていません。
水を入れるとススキの花がすぐに開いてしまいますが、
入れないとドライフラワーのように
そのまま枯れるので長もちすると聞いたことがあるからです。
ナナカマドの実もちょうど乾燥してきたので
ドライいけばなということで。
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文月(7月)のいけばなはコチラ
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。