ショップで竹製のお箸と共に購入した、箸袋。
リサイクルやリユースを越えた、「アップサイクル」な商品でした。
アップサイクルとは?も含め、ご紹介します。
もくじ
- アップサイクルとは
- 箸袋と竹製のお箸
- ミュージアムショップについて
アップサイクルとは
「アップサイクル」という言葉を聞いたことありますか?
リサイクルやリユースなどの再利用にプラスして、
最終的には元のモノ以上に価値や次元を高めた製品のことを指します。
下記サイトの詳細説明が、分かりやすいです。
箸袋と竹製のお箸
写真の購入した箸袋がまさにアップサイクル。
飲料メーカーであるサントリーがコーヒー、ウーロン茶、ワインを作った後の残りかすで、布を染めているのです。
写真のものは、烏龍茶のかすで染めたもの。
コーヒー染は売り切れていたのですが、ワイン染は薄い小豆色でした。
残りかすが箸袋になり、かすと箸袋、両方の価値を高めるのに一役買っているのですね。
それだけでも「上手い企画だなぁ」と感心していたところ、
隣に売っていた竹製のお箸がまた凄い。
作っているのは大分県日田市の㈱大内工芸で、大分県と言えばマダケの産地。
竹細工が伝統工芸として有名です。
ただの竹の箸ではなく、「大分の竹の箸」。
ミュージアムショップに置くにふさわしい、プロフィールをもつお箸ですね。
スキのない企画にもとづく、箸袋とお箸。
サスティナブル(持続可能)という言葉や考え方が、使われるようになり久しい昨今ですが、
うまい循環は、綺麗に着地するものだと、この箸袋と竹箸を見るたびに思っています。
ミュージアムショップについて
ミュージアムショップは、東京ミッドタウン・ガレリア3階にあります、サントリー美術館に併設しています。
入ってすぐ左手にありますよ。
美術館のチケットを買わなくても入れますので、お気軽に行ってみて下さいね。
店休日は美術館の休館日、または、展覧会スケジュールにより変わりますので、美術館ホームページで確認しましょう。
加賀麩・不室屋さんの経営するカフェも、ランチやお茶にどうぞ。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。