2021年7月の熱海・伊豆山地区で発生した土石流災害による国道135号通行止めの代用として、一般車両の無料通行を実施していた熱海ビーチライン。
国道の復旧により、無料通行の終了が決定しました。
もくじ
- 一般車両の無料通行終了について
- 通行料は2019年12月に値上がり
一般車両の無料通行終了について
熱海ビーチラインを経営する、株式会社グランビスタ ホテル&リゾートのホームページでの発表によりますと、
2021年7月の熱海・伊豆山地区で発生した土石流災害による国道135号通行止めの代用として、
一般車両の無料通行を実施していた熱海ビーチラインの、通常営業(有料)を再開するとのことです。
2021年7月30日(金)午前0時より
通常営業の再開にともない、125CC以下の自動二輪及び、原動機付自転車の通行はできなくなります。
少しずつ熱海が通常に戻っているようですね。
通行料は2019年12月に値上がり
2021年7月時点での、熱海ビーチラインの通行料金は、下記の通りです。
125CC上の自動二輪車 ¥310
軽・普通自動車 ¥470
マイクロバス ¥1,150
大型車 ¥1,800
こちら、2019年10月の消費税増税にともなって値上げをしたようです。
熱海やその先の伊豆半島への美術館巡りに通行する道路なので、
「あれ?前回秋に通った時は、300円だったのに〜」
とちょっと驚いた記憶があります。
2019年12月20日から値上がりしたそうです。
ETCやカードが使えない自動車道なので、通行料金は料金所の係員の方に現金で払うシステム。
なので余計に出費の感覚が大きいのですね。
ネットの記事を見て納得したのは、値上げの理由。
2018年7月の台風12号の被害とそれに伴う道路の整備、そして今後の維持管理にかかる出費を補うためのものが、値上げの理由だということ。
本当に海沿いを走っているので、一年中潮をかぶってるような道路だし、
言われてみれば、維持費もかかるだろうなあ。
東京方面から東伊豆にアクセスするときにはとても便利な道路。
全長6Kmくらいですが、国道が混む時には少しでも時間短縮になるし、なにより渋滞に巻き込まれているよりは、気分的にも爽快。
波打ち際を走っているようなものなので、空と海との開放感がハンパなく景色がものすごく綺麗。
満月の夜に走った時などは、波立つ海に月光が映り込み、息を呑む美しさ。
杉本博司さんの「海景」シリーズさながらの「作品」のような光景が闇夜に広がっていました。
熱海ビーチラインからは、時間短縮意外の恩恵も、受け取っているのですよね。
さて、値上げの理由に納得すると、気になるのが470円という金額。
ぴったり準備するのが手間なので、どうせなら500円にすればよかったのに、などと思うのは勝手でしょうか。
多めにとっておいて、修繕積立金にでもしておけばいいのにな。
先方もお釣りを準備しなくてはいけないので、手間だと思うのですよね。
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写真は、2019年日展会場で撮影しました。中島健太氏「匿名の地平線ーver blue」
熱海ビーチラインから見る、美しい伊豆の海のイメージとして使わせていただきました。
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牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。