熊本・福岡の美術館巡りが充実の2022年3月の振返りと4月に向けて

予定から1ヶ月遅れで、
熊本・福岡へ美術館巡りにでかけました。

お天気はイマイチでしたが、
すべて初訪問の美術館ばかりでしたので
とても有意義な旅でしたね。

もくじ

  • 見た展覧会9展
  • 初訪問の施設
  • 塔本シスコ展の追っかけを着々と実行

見た展覧会 9展

9展行った中でのマイベストは

香月泰男展
(練馬区立美術館)
→会期終了
現在、足利市立美術館にて開催中(2022.5.29まで)

香月泰男展_練馬区立美術館

シベリアに抑留された経験を元に制作された「シベリアシリーズ」。

一度見たいと思っていたので、見ることができて良かったです。

このシリーズは最初から意図されて描かれた作品ではなく、
書き溜めていった作品が後にまとめられて
「シベリアシリーズ」になったそうです。

1947年に帰還し、1960年頃から
シリーズになる作品を描き出したとのこと。

10年以上の歳月を経て、自身の中で戦争体験が
アウトプットできる状態になったのかと思うと、

その体験が心身ともに与えた影響の
大きさが想像できます。

非常に心の奥深くに、刺さる企画でした。

続いては他の8展です。

木村伊兵衛と画家たちの見たパリ展
(目黒区美術館)
→会期終了

野見山暁治展
(堺屋太一記念 東京藝術大学 美術愛住館)
→会期終了

ミケル・バルセロ展
(東京オペラシティアートギャラリー)
→会期終了

塔本シスコ展
(熊本市現代美術館)
→会期終了
現在、岐阜県美術館にて開催中(2022.6.26まで)

エビハラがいた時代展
(熊本県立美術館)
→会期終了

シンガポール・スタイル展
(福岡市美術館)
→会期終了

ヒンドゥーの神々の物語
(福岡アジア美術館)
→会期終了

生誕130年 小島善太郎展
(青梅市立美術館)
→会期終了

初訪問の施設

熊本市現代美術館
熊本県立美術館
福岡市美術館
福岡アジア美術館

美術館めぐり旅にでかけたので
4つもありました!

熊本市現代美術館

熊本市現代美術館

街中の商業施設の中にある美術館。

ワンフロアのコンパクトな美術館ながら、
展示室、ミュージアムショップ、図書コーナーと
充実したつくりでした。

残念だったのは、素敵なレストランがあったようですが、
閉店してしまったこと。
コロナ禍の影響でしょうか。

熊本県立美術館

熊本県立美術館

熊本城二の丸広場前にある美術館。

建物がレトロな感じだと思っていたら、1976年開館とのことで、
公立美術館の中では古い方だと思います。

東京にもありますが、細川家コレクションを常設する
永青文庫が、お膝元の熊本にもありました。

福岡市美術館

福岡市美術館

大濠公園の中にある美術館。

大濠池に面した気持ちの良いロケーションです。

展示室をはじめとする施設の充実度や
美術館全体の空間の広さなどに、
県立美術館でも通用するくらいの雰囲気があります。

非常に立派な市立美術館です。

福岡アジア美術館

福岡アジア美術館

劇場やホテルも併設された、博多リバレインという
大きな商業施設の一角にある美術館。

東京よりも地理的にアジアに近い福岡だからこその
美術館と言えるでしょう。

なぜかアジアの企画展とともに、
別展示室でディズニー関連の企画展が開催されており
困惑しました。

このごちゃまぜな感じも、
アジア的ということなのでしょうか?

塔本シスコ展の追っかけを着々と実行

今回の熊本・福岡への旅は、全国4館を巡回中の
「塔本シスコ」展を見るためでもありました。

これをきっかけに、まだ行っていない美術館にも
行こうじゃないかという
私にとっては一石二鳥の魅惑の企て。

ちょうど巡回する美術館が行ったことがなく、
且つ行きたい美術館であったことが
上手く重なったのです。

あと2回、この展覧会の追っかけをしつつ、
初訪問の美術館めぐり旅を楽しみに計画します。

***

4月も楽しくしっかりいこう。

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