花器や花材の組み合わせのせいか、
いけばなと言うより、アレンジメントのようになった
卯月のいけばなです。
バラが入ると一気に洋風になりますね。
卯月の花材
- 利休梅
- バラ
- ドラセナドリーミー
全体写真。
あまり考えずにいけていたら、ブーケとかアレンジメントのような
洋風な感じになりました。
花よりも、小さくてまん丸な蕾が、可愛らしいと思っています。
オーソドックスなバラらしいバラ。
そう言えば、香りをほとんど感じないバラでした。
緑が多い葉と、白っぽい葉があり、
同じ花材ですが、2種類のドラセナのように使えます。
水の腐食に耐えたドラセナ。
茎もまったく腐っておらず、あの汚い水も吸い上げていたのか?!
驚きの生命力です。
特に花材は追加せず、
いけ替えて葉っぱを楽しむことにしました。
今回の一番の気づきは、花瓶の水を腐らせないこと
実は今回のいけばなは、
1週間弱しか保ちませんでした。
気温が高くなってきたとはいえ、
真夏ほどの温度や湿度もないのに
花材が痛むのが早すぎます。
原因は、花瓶の水の腐食が
思っていたよりも早く、
始まっていたこと。
利休梅の葉を落とさずに
水につけてしまったことで、
腐食が早まったと思われます。
今後の対策としては、
- 水に浸かる部分の葉は、できるだけ落とすこと。
- 水の腐食を遅らせるために、漂白剤や酢で水をきれいに保つこと
を心がけようと思います。
水を腐らせない方法として、
青山花茂さんのWebページを
参考にさせていただきました。
これから温度・湿度とも高くなる季節ですので、
いけばなだけでなく、お花を飾るときの参考にも
なると思いますよ。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。