朝寝坊してしまい、前日に家を出ようと予定してた時間に起床。。。
午前中の予定は変更して、濃厚な内容のお茶会と上野のゴッホ展、2つのメインイベントをしっかり楽しんだ一日でした。
この時期は早くても陽が登ってから起きるくらいで丁度いい。
以前テレビで、アフリカのどこかの部族の方が、「陽が出たら起きて、陽が沈んだら寝る」と言っていた生活を、冬の間だけは真似してみたいとも思う。
昼近くに家を出て、本日のメインイベントのひとつのお茶会へ。
主催はブログコーチのものくろさん。
今年の年頭に、6年間自己流で続けていたブログを一新するために受講した講座がきっかけで、つながるようになった方。
ブログに関するさまざまな講座を企画して下さっていて、お茶会は初の試み。
美味しいケーキを2つもいただきました。フルーツの飾り付けも色鮮やかで綺麗ですね。
「ものくろ流WorPressスタートアップ講座」を受講した方を対象に、近況報告や相談ごとをする気軽なお茶会—という案内のもと、
受講して約1年が経つ私も、次のステップに行くきっかけが見つかるかなと「気軽」な気持ちで参加するも、
終わってみればお茶会レベルを超越した、コンサル?コーチング?状態の濃厚な内容となり大満足。
その一つが「日記スタイル」という記事についての提案、アドバイスでしたので、早速アウトプット。
こうして記事にしてみている次第です。
ブログのさらなるパワーアップのため、ものくろ流のブログ講座は、来年も引き続きお世話になろうと思っています。
最寄りの浅草橋駅も、ちょこちょこ利用するようになりますね。
浅草橋駅改札内の吉徳大光の展示ケース。自分のお雛様がこちらのものなので、来るたびに見てしまいます。
さてお茶会の後は上野の森美術館で開催中の「ゴッホ展」へ。
浅草橋から上野までは秋葉原経由で15分位と近い!
混雑状況は聞いていたものの、今日は17:00閉館だし、並んでいるといっても30分以内じゃないかな〜、なんて予想をつけながら美術館到着。
チケットは持っていたので列に並ぶだけ。
思っていたよりも列が長く、ちょっとひるみましたが、係員の案内だと待ち時間30分、しかも1回にかなりの人数を入れているので、列の進みが早いです。
結局25分くらい並んで、展示室に入ることができました。
並んでいる間はちょうど黄色く色づいた銀杏の木が、西日に透けて綺麗に見える場所。
思わぬところでゆっくりと、紅葉を眺めることができたのはうれしいオマケです。
展示室に入ると混雑はしているものの、列の外側から覗き込むように見れば、自分の鑑賞ペースを確保できるくらいで、不快ではない状況。
安心して絵を見ることができました。
今回の展覧会は、構成が良かったですね。
ゴッホの作品だけを展示するのではなく、影響を受けた画家の作品や、パリへ行く前のオランダ時代に、ゴッホの画家としての礎の時代を支え、影響を与えた人や画家たちが紹介されています。
作品も美術館だけでなく、財団や個人など広範囲から借りているので、ひょっとすると珍しい作品も見ていたかもしれません。
作品と作品の間には解説などが書かれたキャプションに加えて、ゴッホが弟のテオに宛てた手紙や言葉もあります。
この画家自身の言葉を読みながら作品を見るのが、私はとても好き。
どんなに優れた解説や説明よりも、作品に対する想像力を与えてくれるし、画家自身がどんな人であったの興味を高めてくれるからです。
展覧会を見た後のコーヒータイムは大切な振返りの時間。
なるべく時間をおかずに、見た感想を、記憶や感覚が新しいうちに書き留めておくのです。
そして作品リストを見ながら、頭の中でもう一度展示室をぐるりとまわる。
この日一番印象に残った作品は「麦畑とポピー」(1888年)。
艶のある画面に、キラキラ光る麦畑とポピーと思われる赤色が、ところどころに描かれている一枚。
陽に当たり黄金色に輝く麦畑は暖かい日差しも感じられて見とれてしまいます。
一方のポピーを表す赤い色、面積は少ないものの「赤」という色のせいか、やけに目立ち、血のように見えてきたのです。
ゴッホの最期が麦畑でのピストル自殺(諸説あるようですが)だということに、影響されたようですね。
私自身は以前読んだ本、「殺されたゴッホ」(マリアンヌ・ジェグレ著/橘明美・臼井美子訳)による、ゴッホは殺されたのでないか?という仮説を支持したいところ。
精神を病んでいたこともあり、ゴッホの人間像は最期も含めて、まだ謎めいたところが多いように思います。
お茶会にゴッホ展。
実り多き一日に感謝です。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。