お墓参りを創作時間にする お花を供えるから「いける」という感覚をもってみよう

お墓に花を供える時に
「花をいける」
という感覚を持つのも
いいものです。

いけばなの起源は、
お寺で仏様に花を
お供えしたことですから、

そこから派生した
いけばなの感覚で花を供えるのは
自然なことかもしれません。

2023年春のお彼岸のお花

2023年春のお彼岸にお供えした花の写真です。

前日にお参りに来た身内がいたので、
すでに供えてあった白い菊やピンクのスプレー菊、
赤いカーネーションなどは、まだ元気なのでそのまま。

そこに我が家からもってきた
シンピジュームと椿を追加しています。

お墓でお花をいけるポイント

・ハサミを持って行って、水揚げをする
・バランスを見ながら、高低差をつける
・故人の好きな花があれば
 仏花にこだわらなくてもいい

一つずつ、説明していきましょう。

・ハサミを持って行って、水揚げをする

水揚げ」とは、切り花の
寿命をのばすための技術の総称。

私が春のお彼岸の花を供えた時にしたのは、
水揚げの中の一つの方法である
「水切り」という作業です。

水を張ったバケツなどの中で、
茎を2〜3cmほど切る作業になります。

「チョキン!」と切る刺激で、
花が水を吸い上げる効果があると言われていて

花をいける前や、いけた後で花がクタッと
しているときの、
再生を促す方法としてよく使われます。

すでに供えてある花がある場合は
まだ元気なものと、
新しく持っていった花の
両方とも水切りするのがベストです。

・バランスを見ながら、高低差をつける

お墓に花を供える花立ては、
口も狭く、細いので
どうしても花が棒立ちに見えがちです。

ですので、花の茎の長さを調整し
高低差をつけることで
いくらか立体感が出せますので
1本1本、左右のバランスを見ながら
入れてみましょう。

・故人の好きな花があれば
仏花にこだわらなくてもいい

仏花は数種類のお花が入っていて
バラバラに買うよりもお得ですから
メインとして購入したうえで、

故人の好きな花があれば
単品で追加購入して、仏花と合わせるのも
おすすめです。

たとえば、秋のお彼岸でしたら
仏花に、ワレモコウオミナエシをプラスして
秋らしい季節感あるお花にまとめるのも
いいですね。

スーパーで一束300円台くらいの
花束を3つほど組み合わせるのも一案です。

お墓に花を供えることを楽しもう

お墓はたいてい日当たりのいい
場所にありますので、

屋外で日当たりがよい環境は、
本来いけばな向きとはいえません。

ここまで手をかけても、
翌日には枯れているか、

水や茎が腐って綺麗とは言えない
状態になっていることもあるでしょう。

そんな、はかなさ、切なさも含めた
お墓での「いけばな」です。

お墓に花を供えることを楽しんで、
故人を想いながらの創作時間にしてみる。

秋のお彼岸に試してみては
いかがでしょうか。

***
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