出光美術館 コロナ禍からやっと活動再開 念願の江戸絵画の展覧会が2023年1月に開催される

2020年3月の展覧会を最後に、コロナ禍の影響か
かれこれ2年程休館していた出光美術館。

どうしたのだろうと、心配していましたが
4月より企画展が始まり、
2022年度は通常通り活動再開のようです。

感染症拡大の影響があるとはいえ、
他の美術館では休館したり、再開したり、
SNSで発信をしたりと、

この2年ほどは、落ち着かない状態ながらも
活動しているのが見えていましたが、

出光美術館は休館がつづき、
「どうしたのだろう?」と
思っていました。

久しぶりにホームページを見てみたところ、

2022年度はスケジュールが決まっている様子で、
2022/4/23から企画展を開催しています。

以前と違うところは、
完全に事前予約制になったこと。

すっかり美術館のニューノーマルになった
「Webでの事前予約制」となりました。

やれやれ、一安心。

アフターコロナの体制を整えるのに
時間がかかっていたのでしょうか。

活動再開は嬉しいことです。

私がなぜ、出光美術館の開館状況を
気にしていたかというと

新しく収蔵された作品の
お披露目展が開催されることが分かっていて
それを楽しみにしてるからです。

その展覧会とは、2023/1/7から開催予定の
「江戸絵画の華」展。

日本美術のコレクター、
エツコ&ジョー・プライス夫妻の
江戸絵画コレクションのお披露目展です。

アメリカ人であるプライス夫妻のコレクションの一部は
すでに、ロサンゼルスカウンティ美術館
(アメリカ・カリフォルニア州・ロサンゼルス市)に
寄託品として収められていますが、
2019年に190点を出光美術館が購入しました。

1929年生まれのプライス氏は高齢になられ、
ご自身が大切に蒐集された作品の
身の振り方を考えておられいたようで、

近年は作品を日本に戻すことを望まれていたと、
Web上の記事で読みました。

私の記憶にプライスコレクションが
刻まれるきっかけとなったのは
2013年の福島県立美術館での展覧会

東日本大震災の復興支援の展覧会でした。

関連記事もどうぞお読み下さい。

帰ってきた江戸絵画。プライスコレクションの一部が出光美術館の収蔵品に。

2013年以来の、まとまって見るプライスコレクション。
今から楽しみです。

エツコ&ジョー・プライス夫妻やコレクションについて
知るなら、こちらの本がお薦めです。

―――
出光美術館

開館時間:11:00〜16:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
日時の事前予約が必要です。
(入館料のお支払いは当日美術館にて)

2022年度の展覧会スケジュール

国宝手鑑「見努世友」と古筆の美
(2022/4/22〜2022/6/5)

板谷波山―時空を超えた新たなる陶芸の世界
(2022/6/18〜2022/8/21)

仙厓のすべて
(2022/9/3〜2022/10/16)

惹かれ合う美と創造―陶磁の東西交流
(2022/10/29〜2022/12/18)

江戸絵画の華
(2023/1/7〜2023/3/26)

ご興味のある展覧会はありますでしょうか。
活動再開した出光美術館に、足を運んでみましょう。

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