メトロポリタン美術館展 国立新美術館 西洋絵画の500年をコンパクトに紹介した点がお薦めの展覧会

2月から始まった展覧会も、いよいよ今月2022/5/30日で終了。

「西洋絵画の500年」をコンパクトに紹介している
お薦めの展覧会です。

会期終了も近づき、混雑する前に行ってきました。

思っていたよりも短く、
サクッと1時間位で見てしまった展覧会。

「西洋絵画の500年」を
とてもコンパクトに紹介している点が
非常に良い企画です。

とは言え、気になった点も1つありましたので、
良かった点を2つと気になった点を1つ
書きたいと思います。

良かった点2つ
・3部のシンプル構成だったこと
・珍しい作品が見られたこと

気になった点1つ
・企画力があまり感じられない

メトロポリタン美術館展

3部のシンプル構成

1.信仰とルネサンス
2.絶対主義と啓蒙主義の時代
3.革命と人々のための芸術

サブタイトルの「西洋絵画の500年」を
3部構成の65作品でコンパクトに紹介。

このくらいざっくりな分け方だと
西洋絵画の大枠が分かり、非常に良いですね。

細かく紹介しようとすればきりがなく、
一つの章で一つの展覧会ができてしまうと
思います。

珍しい作品が見られた

珍しいと感じた作品が数枚あり、
こういう出会は嬉しいですね。

西洋絵画は国内でも
多くの作品が見られますが、

やはり海外の美術館には、
私の知らない作品が
まだまだあるのです。

例えば、モネは睡蓮をモチーフにした作品を
多く描いていますので、

似ている作品であっても
国内の美術館が所蔵するものとは、
微妙に違った作品が多々あります。

海外の美術館の所蔵品展ならではの
出会いですね。

珍しいなと思った作品の
ポストカードを3枚購入しました。

メトロポリタン美術館展
レンブラント・ファン・レイン/フローラ(1654年頃)
メトロポリタン美術館展
エドガー・ドガ/踊り子たち、ピンクと緑(1890年頃)
メトロポリタン美術館展
ポール・セザンヌ/リンゴと洋ナシのある静物(1891-92年頃)

企画力があまり感じられない

気になった点として挙げましたが、
海外の〇〇美術館展といった展覧会は
企画力ではなく、

交渉したり、スケジュール調整をしたりして
有名な美術館から絵を借りてきて、
見せてくれる力。

国内に居ながらにして、
海外の美術館の作品を見ることができる。

そういった努力や実行力のもと、
展覧会の開催自体に価値がある
と考えたほうがいいのかなと
思いました。

西洋絵画の大まかな流れを知りたい方に
お薦めの展覧会です。

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国立新美術館
メトロポリタン美術館展

会期:2022/2/9〜2022/5/30まで
開館時間:10:00〜18:00(毎週金土曜日は20:00まで)
休館日:毎週火曜日
*入場は閉館の30分前まで
日時指定の事前予約制(当日券は販売枚数の制限あり)

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