「デザイン」とは? d design travel を読み 実感したデザイン感覚

編集の考え方と、今号で選ばれた
神奈川県の各所の魅力が合わさって

「こうゆう感覚がデザインっていうのかも」

と、ピン!ときた瞬間がありました。

読んでいて楽しい!
ここに行ってみたい!
この人に会ってみたい!

人の感情を動かし、
行動に向かわせること。

それが「デザイン」なのかなと
実感した一冊です。

d design travel とは

47都道府県の魅力を、
デザインと旅という切り口で紹介する書籍
d design travel(ディー・デザイン・トラベル)。

32県目の神奈川県版の書籍である
「d design travel神奈川」。

渋谷ヒカリエ8階にある会場で、
「d design travel 神奈川」の
展覧会を見た時に購入しました。

展覧会の図録とも言えます。

d design travelという書籍があり、
それを元にmuseumではビジュアルを見せ、
storeではモノが買え、
食堂ではその地域らしいメニューが
食べられる。

地域を紹介するだけではなく、
見たり、触ったり、食べたりして、
デザインを体感するしくみを持った
プロジェクトだと思っています。

編集の考え方に感動

この書籍は冒頭に、3つのコンセプトが書かれています。

1.発刊の思い
2.編集の考え方
3.取材対象選定の考え方

決意表明にも聞こえる、このコンセプトに
私は感動しています。

具体的にどの部分かを
書き出してみましょう。

「編集の考え方」より

・必ず自費でまず利用すること。
実際に泊まり、食事し、買って、確かめること。

・感動しないものは取り上げないこと
本音で、自分の言葉で書くこと。

・取り上げた場所や人とは、発刊後も
継続的に交流をもつこと。

以上、3点が特に深い感銘を受けている
ところです。

取材がフィールドワークのようで、
民俗学のようで、
観光のようで。

デザインの視点とは
さまざまなものを内包している
ものだとだと感じています。

既に刊行された県だけでなく、
あと15県分の出版も待ち遠しい本です。

「デザイン」が実感できた瞬間

それは、読んでいて
「ここに行ってみたい!」と思った瞬間です。

くろば亭という、神奈川県の三浦半島は三崎にある
まぐろ料理専門店の紹介記事を読んだ時でした。

かつて遠洋漁業の基地として栄えた
三崎の街を想いながら、
美味しいまぐろ料理を食べてみたい!

こんな感情が湧き上がってきたのです。

編集部の方の感覚と、
今号で選ばれた場所の魅力が合わさり

私の感情を動かし、
行動に向かわせる。

「これがデザインか!」と
その時実感できました。

1冊¥3,190税込に驚く

d design travelの規格は
B5版変形(230mm x 175mm)
192ページのソフトカバーとなっています。

渋谷ヒカリエの展覧会場で購入した時に、
税込3,190円という値段に
ちょっと驚いてしまいました。

と言うのも、

私がこのプロジェクト本に
出会ったのは、
確実に10年以上前に
山梨県版を購入した時。

確か2,000円位で購入した記憶が
あったからです。

時の流れと物価の推移に驚きながらも
モノには価値に見合った妥当な金額があり

本を買い、このプロジェクトの存続と充実に
貢献できているならいいな、と思っています。

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