アイスコーヒーはホットコーヒーよりも、
お店の力量が試され、
味やこだわりが
顕著に出ると思っています。
夏、アイスコーヒーを飲む機会が
多い季節です。
アイスコーヒーを飲みたいときには、
専門店か普段から行っている
「美味しい」
と分かっている
お店を選んでいることに
気づきました。
これは熱いものより
ぬるい・冷たいものの方が、
味がごまかせないのでは?
という個人的な感覚から
きています。
美味しいアイスコーヒーが飲める店を見極める5つの基準
コーヒーの温度
作り置きしてあり
提供される時点で冷たいもの、
氷の上から熱々のコーヒーをかけるもの、
提供の仕方も店により異なります。
最初から冷たいのか
飲んでいる間に温度変化があるのかは、
味覚に影響するように思います。
コーヒーの濃さ
たいていのアイスコーヒーには
氷が入っているので、
飲んでいるあいだに溶けていきます。
氷が溶けたときに、味の変化に
対応できる濃度であるか、
味が変わることを「オリジナリティ」に
することも含めて考えているか。
味の好みにもよりますが
私は濃いめで苦い味が好きなので
氷が溶けたときの濃さは
重視したいところです。
氷へのこだわり
前述の濃度と関係が深いところです。
水道水そのままで作っているのか、
浄水した水で作るのか、
どこかの山から汲んできた
名水で作るのか、
溶けてコーヒーと混ざりますから
味に影響を与えるでしょう。
ミルクへのこだわり
アイスコーヒーを頼む時に
時々ミルクだけもらうことがあります。
牛乳か生クリームならいいのですが
コーヒー専門店でもポーションを
出してくるところがあるので
気が抜けないチェックポイントです。
入れ物へのこだわり
ガラス製のグラスかコップ、
銅製のカップが、視覚的にも美味しく見えて
いいですね。
テイクアウト時や、チェーン店などでは
プラカップでの提供になりますが
やはりガラスの涼しげな雰囲気や
銅のカップとコーヒーの色合いの妙は
見ていていいものです。
あと、最近では環境に配慮するという点で
紙製のストローが多いですが、
飲んでいる内にフニャフニャしてくるのは
いただけません。
紙のストローの耐久性も
大事なポイントです。
***
夏の間しか注文しないからこそ、
はずしたくない、アイスコーヒー。
こだわりやお店のオリジナリティも含め
この5つの点に気を配っていそうなお店なら、
美味しいアイスコーヒーが飲めそうです。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。