考えるより手を動かすのが大事だと思った 水無月のいけばな 2021年6月

枝ものばかり3種類のような花材で、どういけようか?と戸惑っていましたが、

手を動かし出したらススっと手早くいけられました。

水無月の花材

いけばな_利休古流新華

  • 夏椿
  • 紫陽花
  • スモークツリー
いけばな_利休古流新華
夏椿

名前の通り椿のような花が咲きます。色は白くて、中心が黄色い花が咲きますが、蕾が硬そうなので咲くかな〜。葉が青々と茂っているのが涼しげに感じます。

いけばな_利休古流新華
紫陽花

今年は紫陽花鑑賞に行かなかったので、この花材は嬉しい。家の中ですが、じっくり鑑賞したいと思います。

いけばな_利休古流新華
スモークツリー

見れば見るほど、不思議な花。スモークツリーとは良く言ったものです。モヤモヤっとしたところが、名前とぴったり。

考えるより手を動かすのが大事

今月の花材は見た瞬間に、枝ものばかり3種類みたいで、

どの花器でどうやっていけたらいいだろう?

と頭で考え出すモードになっていました。

とりあえず花材にボリュームがあるので、大きめの花器を用意し、いつもの場所にセット。

剣山を置き、

水を入れ、

いけ始めます。

まず夏椿。

枝の向き、葉の付き具合などを見定めて、主枝をどれにするか、枠組みを作ります。

つづいて紫陽花、スモークツリー。

空間や他の花材とのバランスをみながら剣山に差し込んでいくと、15分くらいで完成しました。

とりあえず手を動かしていたら、できちゃった。という感覚です。

先月読んだ「森のように生きる」(山田博著/ナチュラルスピリット)の中にこんな記述がありました。

日本人は、昔から生き方の智慧を頭に残すだけではなく身体に落とし込み、世代を越えて身体知の「道」として残す方法を編み出してきました。〈中略〉難しい説明をするよりも、やってみて理解するとか、身体を使いながら肚に落とす技は実用的であり、一度入ったら抜けないものです。

華道もそんな「道」の一つ。

考えるのはいいのだけれど、

それは手や身体を動かしながらすることなのだと

あらためて意識しました。

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