展覧会場入り口から聞こえる
虫の声。
コオロギや鈴虫などの
鳴き声が流れる演出です。
とても風情があり、
涼風まで吹いたような感覚。
虫の声が、こんなに涼を
呼ぶものだったとは
意外な発見でした。
江戸時代に虫の声を聴くとか
虫を愛でるという文化が
作られ、盛んになったことを
紹介する展覧会。
絵画、工芸品、着物の柄に
登場する虫たちから、
源氏物語や伊勢物語などの
物語では、人の心の動きを
表現する為に虫が用いられた
とのこと。
虫の声が聞こえる時期と重なり、
江戸時代の人たちも
同じように鳴き声を聞いていたのかな
と、想いを馳せました。
「虫めづる日本の人々」展は
2023年9月18日(月祝)まで
サントリー美術館にて開催です。
ランチは今回も併設の不室屋カフェで
加賀麩とりどり膳。
美味しくいただきました。
お麩をつかったパフェもあります。
おやつにどうぞ。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。