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2025年の展覧会10選 実際に見た97展から選んだ感動の記録と2月に振り返った理由

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2025年に見た展覧会は97展。
その中で特に良かった展覧会10展を選びました。

今年は年末年始をあえて
ゆっくり過ごしていたので、

もう3月ですが
2月に振り返りをしたので
書くことにしました。

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では、2025年の展覧会10選、
書いていきましょう。

2025年 心に残った展覧会10選

開館50周年記念 50年の歩み展

池田20世紀美術館(静岡県)

行きやすいとはいえないロケーションで
50年間、美術館活動を続けられていること

それは良い企画をすることで
来館者が一定数いるということという意味で
素晴らしい美術館だと思っています。

長期にわたり活動している美術館が
存在し続けること自体が、
ひとつの文化的な営みだと実感しました。

50周年、おめでとうございます!

生誕120年 宮脇綾子の芸術

東京ステーションギャラリー(東京都)

野菜や魚など、台所で毎日目にするものを
布で表現した宮脇綾子(1905-1995)の展覧会。

手芸の手法の一つであるアップリケを、
芸術の域にまで高めていることが分かった
圧巻の企画。

「アップリケ作家」という枠を超えて、
再評価しようとする内容が印象的でした。

作品の精緻さと生活を観察する者としての
眼の確かさに感動しました。

アップリケは絵画のように細部の表現ができないので
ものの本質をシンプルに形にする必要がある

という作家の言葉が心に残ります。

おかえり、ヨコハマ

横浜美術館(神奈川県)

コロナ禍をはさんで4年近く
リニューアル工事をしていたので

久しぶりに訪問し
「横浜美術館ここにあり」
のような存在を感じた展覧会。

リニューアル工事前に館長に就任した
蔵屋館長が自らキュレーションし、
館長としてのスタートでもあったと思う。

美術作品を地域の歴史と重ね合わせることで
収蔵品と横浜の歴史のつながりを
感じられた良い企画でした。

ヒルマ・アフ・クリント展

東京国立近代美術館(東京都)

初めて耳にする作家で、
もちろん作品を見たのも初めて。

死後70年近くその名がほとんど知られていなかった、
スウェーデンの画家
ヒルマ・アフ・クリント(1862-1944)の展覧会。

高さ3mを超える大型の作品が並び
その大きさに圧巻され、

作家のスピリチュアリティの高さや
カルト的な感じも受けました。

柔らかい色使いで綺麗な作品も多く、
記号のような線や形が多く描かれ
一貫して不思議な印象を残す作品でした。

藤田嗣治 絵画と写真

東京ステーションギャラリー(東京都)
写真を通して、藤田の人生を垣間見た感覚を持った展覧会。

切り口が多い画家だなとあらためて感じる。

1950年代に国内でカラーフィルムが使われ始め、
その効果や魅力を伝えることに
貢献したということも知りました。

非常に印象的だったのが
土門拳が撮った藤田のポートレート。

藤田の内面をあぶり出すほど鋭く、
画家が写真で「外面」を作り上げようとした姿勢との
コントラストが面白かったです。

うつわの彩り

茅ヶ崎市美術館(神奈川県)
茅ヶ崎にゆかりのある美術評論家
吉田耕三について知ることができたのが良い企画。

はじめは日本画家を目指すも作陶に切り替え、
作り手から美術評論へと変わる人生

北大路魯山人との出会いから
陶器の収集へ至ることなどの歩みも
興味深かったです。

没後50年 高島野十郎展

千葉県立美術館(千葉県)
作品目録の番号からすると171点の展示。

とにかく多くの作品で
見応えのある展覧会でした。

孤高の姿勢を貫きながらも、
孤独ではなかったという

画家の人柄や人間性も作品と共に
存分に堪能できたのが良かったです。

狩野派の中の人

板橋区立美術館(東京都)

狩野派に属する絵師たちの系譜を見ていく展覧会。

狩野派が一大芸術家集団だったのがよく分かり、
大人数過ぎて整然と整理できないことも分かった。笑。

絵師の性格や生き方を紹介したエピソードが面白く

みんながみんな天才や
サラブレッド的な血筋を受け継いだ訳ではなく、

努力の人だったり、吉原に入り浸った為に弟子が吉原に多くいたり、
下手だと言われるも、これが持ち味だと擁護してくれる人もいたり。

絵師として、人として、今回名前が上がらなかった絵師たちも、
どんなふうに生きたのだろうと思いを馳せる企画だった。

作品の背後に「人」の顔が見えると、
絵は何倍も語りかけてくるものだなぁと
見ていて思いました。

大竹伸朗展 網膜

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県)

愛媛県宇和島在住の現代美術家、
大竹伸朗(1955-)の展覧会。

瀬戸内国際芸術祭や
過去の展覧会で見たテイストの作品もあり、

だんだんと今回展示してある作品へと
自分の中で繋がっていく感覚が良かったです。

「網膜」シリーズへのきっかけや着想につながる
写真やスケッチなどなども大量に展示してあり
つながりを理解する助けになりました。

大型の抽象画は見ていると、溶けていくような、
拡張するようなそんな感覚も持ち

あらためて「網膜」というタイトルを
私なりに解釈するなら

記憶という膜が何層にも重なり、
一つになるとどんな現実が見えるのか?
だと思っています。

香川県まで行った甲斐がありました。

ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢

東京都美術館(東京都)

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の作品が
どのように現代まで伝えられてきたかを、
ファミリー・コレクションという視点から追った展覧会。

ゴッホやその家族本人の言葉で語れることも紹介され、
身内の方から話を聞きながら展示を見ている気分にもなる。

家族がつないだ「画家の夢」とはなんだったか?

ゴッホが尊敬する画家たちの作品から
感動や癒しをもらったように
自分の絵を見た多くの人が幸せな気持ちになること。

もしそうだとしたら今回の企画もそうだし
充分にその夢は実現していると思いました。

10選から見えてきたこと――私の好みと「感動」の要素

10展を選んでみると、
「私はこういう展覧会が好みなんだな」
ということが分かります。

そもそも残りの87展も
見に行きたくて行っているので、

全部の展覧会には何かしら
気になっていることがあるのです。

その中での10選ですから、
気になっているとか
好きとかいうだけではなく、

多分「感動」レベルの
心を動かされた要素があると
思っています。

自覚している心が動かされる要素としては
以下の3点があります。

①「こんなこと知らなかったよー!」
と初めての知識が多い企画

②既に知っていることが、深まるような企画

③画家や家族、関係する人など
作品に関わる「人」の存在を
あぶり出すような企画

年末年始ではなく、2月に振り返る意味

毎年年末年始は気忙しかったり、
予定が立て込んだりと、
生活も気分もノイズが多めです。

加えて新しい年に切り替わるという
年に一度の独特な時間の流れが
あると思っていて

そんな時間に流されて
振り返りができた気になるのをふせぎ、

2026年の目標を急いで
立てたりすることを
止めていました。

偶然、いつも読んでいる複数のメルマガで

「立ち止まることは後退ではなく
前進するための準備の時間」

のような内容を目にしたので
試してみようと思ったのです。

もし年末年始に、
なんだか落ち着かないまま
振り返りや目標設定をしていたら、
ここで一度見直してみるのも
いいかもしれません。

慌ただしい時間に流されず、
自分のペースで
展覧会の記憶と向き合う時間は
とても贅沢なものでした。

静かな2月だからこそ、
ノイズの少ない状態で2025年を
振り返ることができました。

すでに2026年の美術館巡りは
始まっていますが

今年も心を動かされる展覧会に
私も、あなたも、
たくさん出会えますように。

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