マンホールの蓋を観察していると、色がついていたり、いなかったり、様々な図案が描かれていたり、目を惹くデザインもありますね。
写真は東京都八王子のマンホールの蓋。
八王子車人形をモチーフにしたものです。
伝承されている人形劇に使うもので、文楽の人形と似ています。
こちらは東京都国分寺市のマンホール。周囲の敷石も含めて、エレガントです。
そして、千葉県千葉市。色鮮やかで綺麗だったので、思わず写真に収めました。よく見たら、ガムテープの後のような汚れがありますね(悲)。
マンホールの蓋は地域の文化や特産物などがモチーフになっていることが多く、
気をつけて見ていると特色ある図案が多いです。
このような、マンホールの蓋を「デザインマンホール」と呼ぶそうです。
日本で最初に、デザインマンホールを製品化したのは、沖縄県那覇市にある沖縄鋳鉄工業株式会社。
中川政七商店のホームページに、取材記事がありました。
そして、マンホールの魅力にハマった方々のことを「マンホーラー」と呼び、
マンホールに興味を持った期間のことを「蓋歴」と言うそうです(笑)。
こちらのサイトでは、蓋歴20年以上のベテランさんを始め、数人のマンホーラーさんが、
「マンホールは路上芸術!」と、
デザインマンホールの魅力を熱く語っています。
みなさんの近所にも、素敵なデザインのマンホールの蓋はありますか?
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。