美術が好きというと、何故かクラッシックも好きという認識がなされ「クラッシックも聴かれますよね」と演奏会のチケットを頂きました。
そこで初めて見る楽器に遭遇!
なぜ美術が好きだと、クラッシックも好きなことになるのだろう。
芸術つながりということでしょうが、大雑把すぎですよ(笑)。
芸術と言ってもいろいろジャンルがあるのだから。
でも私の場合は好きなので、大歓迎です。
もくじ
- 開演前に指揮者が登場
- ホルン奏者が持つ、あの楽器は何?
- 検索ワード」が分からない
- 検索で脱線して得たこと
- トランペットなのにホルンという仲間もいる
開演前に指揮者が登場
この日は2部構成。
バルトーク・「ハンガリーの風景」とブルックナー・「交響曲第8番ハ短調」。
どちらも知らない曲でしたが、開演前に、指揮者の方がステージに出てきて、曲の説明をしてくださったのです。
本番ではビシッとタキシードを着用されるでしょうが、まだタイもジャケットもなし。
時間があるので、曲の説明でもしてみようかなと、楽屋からひょこっと出てきた感じです。
今日の選曲はあまりメジャーではなく、特にブルックナーは音楽愛好家の間でも不人気なのだそう。
そんなこともあり、指揮者の方による説明を設けたのかもしれませんね。
何はともあれ、ちょっと小太り、でもまだおじさんと呼ぶには若く見えた男性の、快活なお喋りは、とても好感が持て、初めて聴く曲に期待が増すのでした。
ホルン奏者が持つ、あの楽器は何?
第2部、ブルックナーの曲になると、になるといきなり人がどかっと増えて、何やら楽器も増えました。
特に手前のヴァイオリンとヴィオラ。
もう舞台からこぼれ落ちそうな位に、増えています。
1階席で見ていたので結構圧迫感があり。
と言いつつも、私は吹奏楽部でトランペットを吹いていた時期があるので、おのずと管楽器を注目する傾向があります。
トランペットが来た、トロンボーンも来た、チューバも来た、と目で追ううちに、ホルンの一行が舞台右手から登場。
そこで私の目が釘付け。
両手に楽器をもっている、しかも普通のホルン(フレンチホルン)ともう一つは何だ?
あの楽器はなんだ~!!!
「検索ワード」が分からない
さぁ、演奏が終わって帰り道。
あの楽器を調べなくては。
インタ―ネットで調べればすぐ分かるはずと思いきや、そもそも何も分からないものの「検索ワード」が、思いつかない。
まずは「ホルンの仲間」と入れてみるが、出てくるのはカタツムリのような、見慣れたフレンチホルンばかり。
これじゃないのよ。
これじゃ。
10回くらいでしょうか、結果が出るたびに可能性がある記事を開いてみては、新しいキーワードを入れ、拾っては新しいキーワードを入れと、繰り返していると、
でた!
これだ!
その名は「ワグナーチューバ」。
稀に登場する楽器で、ホルンの奏者が持ち替えて演奏する、と書いてある。
間違いない。
ホルンの人が持ってたからね。
形も見たのと同じ、合ってる。
実は途中で検索を諦めて、ちょっと絵にしてみるかと落書き。
この絵の写真とって、Facebookでこの楽器なんですか?と聞いたほうが早かったかな。
決してうまい絵でないのは分かっていますが、外観の特徴は、つかんでいるような気がしています。。。
検索で脱線して得たこと
実はワグナーチューバを調べるにあたり、何度か脱線したお陰で、サックス(サキソフォーン)について新しい知識を得られました。
サックスはベルギーの管楽器奏者、アドルフ・サックスがバス・クラリネットを改良中にできた楽器です。(Wikipediaより)
オーケストラで使われる楽器の中では、後発の楽器なので、使われないと思っていたのですが、オーケストラの編成にサックスが入る、クラッシックの楽曲があるのだそうです。
トランペットなのに、ホルンという仲間もいる。
それはフリューゲルホルンと呼ばれる楽器です。
名前はホルンですがトランペット奏者が担当します。
普通のトランペットよりも、ぷっくり太った感じ。
吹いたことはないのですが、トランペットの快活さよりも、ホルンの上品さを感じる音ですよ。
オーケストラの編成や使われる楽器、調べると基本とかアレンジとかが、色々とありそうですね。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。