ラグジュアリーブランドのプロモーションはそれ自体が美術だと思う

近年ラグジュアリーブランドの展覧会が
相次いで開催されています。

美術館で開催したり、
イベントスペースのようなところで
開催されたり。

直近で出かけたのは
グッチ銀座ギャラリー
開催していたバッグ展。

プロモーションの要素だけではなく
美術展としての企画を感じるものでした。

歴史の説明もありましたが、
創立者とか創立家といった
人に関わる歴史ではなく、

製品における歴史の説明と
記憶しています。

グッチのアイコンである
バンブーのハンドバッグに焦点を当て、

竹でできた取っ手という
バッグのほんの一部分を
職人の方が細かく説明した映像があり、
作られる過程が、よくわかりました。

一つのパーツから広がる
グッチの世界が感じられます。

古いものだと1920年代あたりから
ズラリと並ぶバッグが壮観。

説明せずとも、その様子を見るだけで
歴史があることが伝わってきます。

現代工芸家、美術家との
コラボレーションも、
非常に興味深いものでした。

4点、写真でご紹介します。

写真・森山大道(もりやま・だいどう)
磁器・中里博恒(なかざと・ひろつね)
彫金・桂盛仁(かつら・もりひと)/北東尚呼(あい・なおこ)
漆・渡慶次愛(とけし・あい)

工芸のような技術と手仕事が、
服やバッグにデザインされることで
美術的な要素が出てくるように思います。

今回はバッグに絞った展示でしたが

完全オーダーで作られる
オートクチュールをはじめ

既製品であっても大量生産品ではない
ラグジュアリーブランドの服や
服飾小物類は、

私にとっては身につけられる美術品
という感覚です。

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