中国人の画家、
チェン・ジャンホンさんが
絵を手がける絵本。
本のテーマを力強く伝える
絵が素晴らしい本です。
ヒマラヤの山の中にある
お寺で修行をする
少年ニマが主人公。
「自分をしんじて、おそれず
たちむかう者は、だれよりも強い」
和尚さんが、仏の言葉として
ニマに授けるこの言葉がテーマ。
それがどうゆうことかを、
ニマがオニバハを退治することを
通して教えてくれます。
チェンさんの描くお寺の和尚さんと
オニバハの迫力ある絵が、
本の強いメッセージを伝えるのに
大きく貢献しています。
チェンさんは1963年中国生まれの
画家であり、絵本作家でもある方。
何年か前のアートフェア東京、
ギャルリーためながのブースで
作品を初めてみました。
金色と黑で描かれた
抽象画でしたが
蓮の葉のようなものが
描いてあるもの。
華やかさと静けさが
同居している素敵な絵でした。
![真理子](https://mariko7.com/wp-content/uploads/2019/01/1228MN_003-100x100.jpg)
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。