平成記念美術館ギャラリー 東京都世田谷区 居住空間での作品の見え方が体感できる

静岡県沼津市に本社のある
平成建設

こちらのショールームを兼ねた
ギャラリーが、
平成記念美術館ギャラリーです。

ギャラリー+ショールーム+美術館。

居住空間での作品の見え方が体感できる
素敵な施設です。

1階のギャラリーは、
作品の展示と販売、

2階はショールームになっており
趣の異なった居住のスペースが
いくつか造られています。

1階で見た作家の作品が
さりげなく展示されていて

居住空間における作品の見え方が
体感できるのです。

平成記念美術館ギャラリー

作品と作家への理解を深める

1階はギャラリー。

よって作品タイトルと共に
値段が書いてあります。

値段を確認しながら見るのも
美術館とは違って面白い。

買うとしたらどれを買うかな、とか、

小さい作品だけど値段が高いな。
石が高いのかな。
などと考えながら見ていきます。

ギャラリーにいる係の方が
途中から説明をしてくれました。

私が訪問したときは、
「石?の藝術、石!?の魅力展」が開催中。

伊藤博敏さん、今井裕之さん、絹谷幸太さんと
石を使った作品を創る3人の作家の展覧会でした。

作品についてや、作品の配置の仕方の工夫など
一般的な知識や説明から、小ネタまで
楽しく説明をしていただきました。

居住空間での作品の見え方を体感する

2階へ上がるとショールームです。

趣のことなった空間が
いくつか作られています。

1階で見た作家の作品が
さりげなく置かれていて、

展示室ではなく、居住空間での
作品の見え方が体感できます。

平成記念美術館ギャラリー

平成記念美術館ギャラリー
薬師沢郷愁(今井裕之)
平成記念美術館ギャラリー
柳の下の鱒(今井裕之)

居住空間といっても、
かなり素敵な空間なので

展示室とは別の作品の良さも
見えてきます。

平成記念美術館ギャラリー

和室に置くと合うなとか

狭いスペースに置いても 
違和感がないのだなとか。

目線より少し下げたところに置くと
視界を遮らないのだなとか。

洋室、和室で見え方の変化は?

外光の入り具合などでも
また違って見えることでしょう。

職人と作家が同居する世界

1階で展示の作家以外に、
自社の大工仕事の紹介コーナーもありました。

ここがまた面白かった!

大工の歴史が書かれていたり、
日展で入選した工芸作品の展示もあり。

平成記念美術館ギャラリー
花玉(桜井謙治)
平成記念美術館ギャラリー
ASUKA(関口雄希)

大工職人であり作家であり。

という図式が存在する平成建設の
大工仕事の「匠」が感じられました。

工芸というのは作品が
実用品になることも多い世界ですので、
その一旦を垣間見た気がします。

美術館情報

平成記念美術館ギャラリー

東京都世田谷区桜3-25-4
電話:03-3426-1103
開館時間:10:00〜18:00(日曜定休)
入館料:無料

併せて行きたくなった美術館

そこは、兵庫県神戸市にあります
竹中大工道具館

新幹線の新神戸駅から徒歩10分と
アクセスも良く行きやすそうですね。

大工道具の展示、歴史などを
知ることができるところです。

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