三井記念美術館 自然が彩る かたちとこころ 2021.8.22日まで 所蔵品のイロイロが見られる リニューアル前最後の展覧会

茶道具、屏風に工芸品の数々。

所蔵品のイロイロが見られる展覧会。

本展覧会の後は、リニューアル工事に入り、2022.4月まで休館予定になります。

もくじ

  • 暑い日に最適な展覧会
  • 何度も同じ作品を見る効果
  • 美術館情報

暑い日に最適な展覧会

こちらの美術館は、夏の、暑い、暑い日に来ると、涼がとれて、落ち着くところです。

あくまでも私の体感ですが、展示室の温度が低めなことが一番の理由。

それに加えて、今回はポスターにも使われている雪景色の屏風絵(国宝・雪松図屏風・円山応挙)が見られます。

三井記念美術館

夏に雪景色なんて、季節外れでおかしいなどと言うなかれ。

屏風に描かれた秋の月や草花、

四季を通しての水の流れ、

そして雪。

暑い夏の日に、目にも涼しいアイテムが、展示された絵画には多く描かれています。

何度も同じ作品を見る効果

収蔵品で構成されている本展は、以前に見たことがある作品もいくつかありました。

よく覚えていたのは、超絶技巧を駆使した自在の昆虫や、染象牙の野菜や果物。

三井記念美術館
三井記念美術館

ものすごくリアルでインパクトが強かったので、覚えていたのです。

それでも蜂の顔がこんなに漫画チックだったとか、

野菜や果物は象牙で作られていたのかと

今回気づいたこともありました。

また能面の展示では、雷という自然現象を表す面があることを知りました。

またいつか、ここで能面を見たときには違うことに気づくでしょう。

収蔵品を使った企画をする美術館では

何度も同じ作品を見ることにより、

一つの作品の色々な面に気づけること、

これが最大の効果でしょう。

美術館情報

三井記念美術館

東京都中央区日本橋室町2-1-1三井本館7階
開館時間:11:00〜16:00(2021.8月現在)
休館日:月曜日

自然が彩る かたちとこころ展は2021.8.22(日)まで開催です。

ランチやお茶は、併設のカフェが便利で美味しいですよ。

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