オンライン朝活で、緊急事態宣言が解除になったら、どこに行きたい?何がしたい?という話になりました。
県外移動はもう少し先な風潮もありますが、
一都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)間は様子を見て、ソロリソロリと行動できるようになるかな。
都内からだと近いお出かけエリアとして、小田原のご紹介。
昨年2019年の秋に、朝活仲間といった街歩きを振返りつつ、ご案内しましょう。
コースは下記のとおり。
全行程徒歩で、小田原城以外は、アップダウンもないので歩きやすい街です。
JR・小田急小田原線「小田原駅」10:00位→ういろう→種秀→小田原城→相州鳥ぎん本店→JR・小田急小田原線「小田原駅」16:00位
ういろう
国道1号線沿いにあります、お城のような建物のお店が「ういろう」。
小田原城ではありませんよ〜。
中国で公家の家柄の、医術や易に詳しかった方が、日本に帰化し、外郎(ういろう)家を名乗ったことが始まりです。
北条早雲に招かれ1504年より、小田原に居をかまえ、薬とお菓子を作り続けているそうです。
ということで、薬とお菓子が同じ店内に売っているという、少々異色な感じがするお店。
私は完全にお菓子の「ういろう」のイメージの方が強く、羊羹や最中など、ういろう以外にも数種類の和菓子が並んでいるのが印象的でした。
いろいろ作られているのですね。
お土産選びは迷います。
小さな喫茶室が併設されているので、こちらでは生菓子と煎茶を頂きました。
飲み物はお抹茶・コーヒーなども選べますよ。
選んだ生菓子は、柿を模したもの。
中にはさらし餡が入り、奇をてらわない、お餅と餡の安定の美味しさを堪能できました。
小田原種秀本店(最中の皮)
前述の「ういろう」から国道1号線沿いに5分歩くか、歩かないかくらいで「種秀」に到着。
始めから行程に入っていたのではなく、道すがら、忍者の人形を見つけて面白がっていたら、
なんと珍しい「最中の皮」を作っているお店。
卸がメインのようですが、店頭のラインナップも充実していました。
皮と餡が別々に売っていて、自宅で作る最中セットなどがあります。
小田原城の形をした皮はお土産に最適ですね。
これからの季節なら、アイスクリームを挟んで食べても美味しそう。
小田原城
小田原へ来たなら外せないメインスポット、小田原城。
城址公園となっていて、子ども遊園地や郷土資料館、四季折々の花など見どころは複数あります。
これからの季節なら、花菖蒲と紫陽花ですね。
訪ねた11月は、恒例の菊花展が開催していて、市内の愛好家の方々の見事な菊を見てきました。
天守閣は改装工事をしたようで、内も外もとても綺麗。
最上部へ行きながら、小田原やこの地を治めていた北条氏の歴史、美術・工芸品などの展示が見られ、
美術館と博物館がいっしょになったような施設は、見応え満載です。
お天気が良かったので、眺めも良かったですね。
相州鳥ぎん 小田原駅前店(焼き鳥・釜飯)
小田原城がメインスポットと言いながら、私にとっては、同じくらいのメイン。
ランチは少し時間をずらして、相州鳥ぎん小田原駅前店へ。
13:00過ぎでしたが、店内ほぼ満席です。
土日祝日に行くのであれば特に、予約必須ですね。
釜飯と焼鳥がイチオシのお店です。
民芸調の器やランチョンマット。美味しいものが食べられそうな期待が膨らみます。
味噌床につけた、鳥の唐揚げ。味噌味が絶品です!
豆腐田楽。木綿豆腐がどっしりと存在感あり。食べごたえがありますよ。
焼き鳥いろいろ。一つ、一つのお肉のカットが大きめなので、ボリュームはさることながら、しっかりと味わえるのが嬉しいです。
じゃーん♪牡蠣と明太子の炊き込みご飯。火を通してなお、この大きさがあるのは、かなり大ぶりな牡蠣ですね。明太子は炊きあがってから置いたものと思われ、火を通したものと生のものの組み合わせの妙が楽しめました。
時間のかかる釜飯を先に注文して、焼き鳥やサラダなどを食べながら炊きあがりを待つ、というスタイルが落ち着きます。
炊き込みご飯は種類も多いので、選ぶのに是非、迷ってくださいね。
ご紹介した施設や店舗は、2020年5月現在、まだ臨時休業や営業時間に変更がある場合があります。
訪問の際は、ホームページなどで、確認してから行きましょう。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。