新元号にむけて、今から見られる皇室関連の展覧会を2つご紹介。

2月に入り、「平成」も100日を切りました。

美術館でもそんな世相を反映して、昨年から皇室にまつわる展覧会が開かれていますが、これから見られる皇室系の展覧会を2つご紹介しましょう。

三の丸尚蔵館で開催の御即位30年・御成婚60年記念特別展「御製・御歌でたどる両陛下の30年」そして泉屋博古館分館での「華ひらく皇室文化」です。

三の丸尚蔵館の展覧会は、天皇皇后両陛下が歌会始で詠まれた御歌から在位30年間を振り返るという企画。

御歌に関連するものとして写真や美術品が展示されるようで、写実絵画で有名な野田弘志氏による、両陛下の肖像画の展示も見どころのひとつ。

以前テレビで、交通事故で亡くなった娘を描いてほしいというご夫婦の依頼を受けて、野田氏が描かれた作品を見たことがあります。

出来上がった絵を見てご夫婦は「娘がそこに居るようだ」と感激していた姿が印象に残っています。

写実とは見たままをそっくり写すだけのものではないということが体感できる作品ではないか。

そこには体温や気配といった目に見えないけれど確実に感じることのできるその人らしさが描かれている。

両陛下の肖像画は、きっと写実絵画の真髄を見られるような作品でしょう。

大輪の黄色い菊

泉屋博古館分館の展覧会は、明治維新から150年ということを念頭においた展覧会。

明治時代の皇室の美術品、食器やドレスなども含む文化を紹介する企画。

偶然にも日本が大きな変化に直面した明治維新から150年を経た今、新しい元号に変わる時を迎えます。

明治維新で藩の後ろ盾をなくした優秀な芸術家たちを皇室が庇護するため「帝国技芸員」という制度を設け、一流の芸術家たちによる宮廷を彩る絵画や工芸、装飾が作られた時代。

先述の三の丸尚蔵館からの作品も含めて、皇室由来の美術品が並びます。

白いボタン

切り口の違う皇室にまつわる2つの展覧会。

歴史を振り返るとともに、新しい元号を生きる私たちはどのような時代を作っていきたいのか。

「皇室」をキーワードに考えるきっかけにもなるでしょう。

「御製・御歌でたどる両陛下の30年」
三の丸尚蔵館にて2019/4/21(日)まで

「華ひらく皇室文化」
泉屋博古館分館にて2019/3/16(土)〜5/10(金)まで

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