コロナウィルスに始まり、コロナウィルスに終わるような1年。
「始めた」というよりも、「始めざるを得なかった」というものもアリ。
もくじ
- ジョギングを始めたこと
- お味噌を手作りしたこと
- 在宅勤務を始めたこと
- 「振返り」を振返る
ジョギングを始めたこと
3月あたりから通っていたジムが休館になってしまい、運動不足解消に始めたジョギング。
室内のマシンで走るのと違って、外を走るのは私にとって負荷が多いとつくづく実感。
風が吹いたり、道がでこぼこだったり、日差しが眩しかったり、暑かったり、寒かったり、雨が降ってきたり。
もう上げればきりがないほど。
地に足をつけ、しっかり蹴らないと前に進まないんだ、という当たり前の基本動作を確認することにもなりました。
最初はウォーキングから始めて9ヶ月。
やっとジムで走っていた頃と同じ8kmくらいは走れるようになりました。
もうジムは通常営業に戻っているのですが、すっかり自発的にできるようになったジョギングで、運動量は確保しようと思っています。
お味噌を手作りしたこと
ブログ講座経由で知ることになった「うめちゃんの発酵教室」。
こちらで「黒豆味噌」を仕込みました。
仕込んだのが2020年1月、10ヶ月の熟成をへて先日出来上がりました。
10ヶ月という期間に発酵を見守り、混ぜたり、様子を見たりとお世話をした後に出来上がり、非常に愛着が湧いています。
作ろうと思ったきっかけは好奇心からで、
味噌はスーパーでしか買ったことがない私にとって、手作りできること自体が、とてもウキウキワクワクしたのです。
健康にいいとか、美味しいというのはもちろんですが、それは結果としてついてきたこと。
10ヶ月という出来上がりまでの時間を通して、自分の手で生活を作るということの、喜びや豊かさをしみじみ感じられたことが何よりの体験でした。
在宅勤務を始めたこと
これは完全に「始めざるを得なかった」ことですが、なかなか進まない業務の効率化や働き方改革を、一気に推し進めました。
定期的に行われる上司との面談でも
「自分が社会人のうちに、こんな自由な働き方ができるようになるとは思わなかった」
と何度も口にしました。
それが一番感じていることなのです。
在宅したり、出社したりで数ヶ月。
業務によっては向き不向きのあることが分かったり、コミュニケーションの場も兼ねた新たなミーティングが立ち上がったりと、働き方はまだ変化の途上です。
不意に始まった在宅という働き方ですが、良い機会と捉えて、活用していきたいですね。
「振返り」を振返る
コロナ禍での生活様式の変化は、今までやろうと思っていたことや、手をつけなくてはいけない課題など
「先延ばし」
にしていたことが、あらわになったと感じています。
始めて良かったこと3つも、一見のんびりとした日常の一場面に見えますが、
こんな自分で在りたい、こんな風に生きたいと、
思っていたけど忘れていた
ことに、何かつながっている気がしています。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。