参加のきっかけは、ブログ関連のコミュニティの方が作っていた黒豆味噌。
写真を投稿されていて、そのお味噌が赤味噌のような色で、とっても美味しそうだったのです!
お味噌は好きな味付けの一つなので、「この味噌が自分で作れたらいいなぁ」と、KitchenBee・梅村小百合さんの教室へ行きました。
実は小百合さんの教室は、昨年夏に青柚子胡椒作りをしたところ。
東京・浅草橋Kitchen bee(キッチンビー)/うめちゃんの発酵教室「青柚子胡椒と青柚子酵素ジュース作り」で念願の青柚子胡椒を手作り。
講師の小百合さんは、特に忙しい女性に、毎日手軽に、体にいいものを食べてもらうことをミッションに、発酵食品を中心とした教室を、主宰されています。
お味噌も黒豆だけでなく、ひよこ豆や白味噌の教室があり、キムチやイカの塩辛など、様々な内容のラインナップです。
もくじ
- この教室が気に入っている理由
- 初めての味噌作りレポート
- 充実の試食タイム
- 今後の教室スケジュール
この教室が気に入っている理由
この教室の気に入っているところは3つ。
1.座学も充実している
2.良質な材料を使う
3.試食も学びになっている
【1.座学も充実している】
作り出すまえに、まずは座学から。
無農薬、米麹、塩、黒豆など、なぜここから取り寄せて使っているのかとか、なぜこの材料で作るのかとかを、説明して下さいます。
なるほどと思うのは、食材は身体に良いからといって、毎日では飽きるし、同じものばかりを食べるわけにはいかないですよね。
でもお味噌などの調味料ならば、お味噌汁にしたり、味噌炒めにしたりと毎日無理なく摂れます。
この味噌を、良い材料を使ってつくる、
ミネラルの含有量が高い塩を使うことで、日本人に不足しがちなミネラルを摂取することができる。
材料からはじまり、このお味噌を作り、毎日取り入れることによって得られる効果まで、説明して下さいます。
【2.良質な材料を使う】
例えば今回の黒豆味噌作りでは、無農薬の黒豆と米麹を使用。
どちらも取り寄せで準備して下さいました。
米麹については、取り寄せ先の良さが認識されてきたためか、確保するのが年々困難になっているとのこと。
個人で同じことをしようとすれば、非常に手間がかかることは明らかです。
お味噌を作る以前に、材料を揃えるだけで、私だったら萎えてしまいそう。
お教室用としてまとまった量を確保していだだけるので、良質な材料で作ることが可能なのです。
【3.試食も学びになっている】
調味料を作っても使い方が分からないとか、他の使い方も知りたいという要望から、試食会も充実しています。
食べながら学ぶという感じ。
作った調味料を、小百合さんが日常にどんなふうに、取り入れているかも教えてくれたり、教室で作った以外の調味料や料理の話もあるので、試食タイムも大事な座学時間です。
では、つづいてお味噌作りレポートいってみましょう。
初めての味噌作りレポート
ベテランさんにアドバイスも頂きながら、2kgのお味噌を仕込んできました。
材料は計量済。無農薬で作られた米麹とミネラルたっぷりの塩。
まずは塩切り。米麹と塩をもんだり、手で合わせてこすったりする作業。米麹に塩をまんべんなくつけるのが目的ですが、とっても大事な作業だそう。
最初さらさらしていたのが、だんだん、ねっとりとしてくるのが分かります。
体温が低い人は時間がかかる工程だそうですが、低体温(平熱35度台)の私は意外と早く終了。
味噌作りへの情熱のたまものか?!
この後手を洗うと麹の作用かスベスベでした。
小百合さんが茹でてくれておいた黒豆。
茹でただけなのに、このままでも美味しい(はい、つまみました。)。
これを潰して麹と混ぜます。
少し大きめの味噌玉を作る。こねたり、丸めたり、粘土遊びみたいで面白い。
味噌玉は空気抜きをするため、容器にバシバシ投げつけながら収めていき終了。(その後蓋をするまでにも細々と工程はあります。)
初心者なので、カビが発生しにくい「いきいきペール」という容器を用意していただきました。慣れている方はホーローの容器を使っている方もいましたよ。
出来上がりはなんと約1年後!
寒い今時分に仕込むと、発酵がゆ〜っくり、じ〜っくり進むので、味の良いお味噌ができるそうです。
充実の試食タイム
そして楽しみの一つの試食タイム。
今回はすでに出来上がった黒豆味噌や、黒豆を使ったメニューをいただきました。
黒豆ごはん、黒豆入りかぼちゃサラダ、長芋ベースの和風テリーヌ、お味噌汁。
小百合さんの作った黒豆味噌と信州味噌の食べ比べ、
特別に出していただいたのが烏賊の塩辛と砂糖を使わないふき味噌。
烏賊の塩辛は肝とイカの両方の味がしっかりする、塩っ辛さのない旨味のあるものでした。
イカも噛みごたえがありながら、トロリとした食感もある、新鮮なイカでしたね。
ふき味噌はふき独特のえぐみが美味しい。
砂糖なしでも、まったく食べにくさは感じません。
これもお味噌が美味しいからかな。
ご一緒した方が、お味噌作りを何度か経験されている方で、白味噌は一ヶ月位でできるよ、ひよこ豆の味噌も美味しいよと、食べながらいろいろ情報も、教えていただきました。
こちらのお教室オススメです。
今後の教室スケジュール
直近のお味噌のクラスは以下の日程で開催予定です。
★2020年2月16日(日)・・・大阪クラス
お申し込みはこちら
★2020年2月28日(金)・・・東京クラス
お申し込みはこちら
【講師のご紹介】
梅村小百合さん
一般社団法人国際発酵食医膳 伝統発酵醸師
フードドクター・ジュニア
朝早くからお豆を茹でていただいたり、下準備をありがとうございました!
お陰様で、いいとこ取りの、楽しいお味噌作りになりました。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。