WSDつながりで、講座が終了してからその人の専門や仕事のことを知り「こんなことしてるんだ!」と新鮮な驚きを持つことがあるけれど、はるこさんもその一人。
話す声が低音でいい声だなと思っていたら、声楽家だったのです!
しかもソプラノ!
話す声は低めなのになぁ。(笑)
そんな訳で、一度体験してみたかったはるこさんのボイスワークショップに参加してきました。
理論と実践がバランスよく入った楽しいだけで終わらない内容。
普段まったく考えたことがない、声を出す効果について、喉の役割・口の役割、呼吸についてなどの解説は「なるほど」と頷くこと多し。
呼吸や話すことは毎日していることなのに、あえて役割を考えた時間が新鮮でした。
ワークでは笑いヨガや歌も歌って合唱団気分♪
理論とともにバラエティに富む小さなワークがあり、美味しいものを少しずつ食べる懐石料理のような2時間でした。
声を出す、話す、歌う、って気持ちがいい!
ワークで特に印象に残ったのは、「おはようございます」の言い方と「茶摘み」の合唱。
はるこさんのちょっとしたアドバイスで声が通る、言葉がはっきり聞こえる、歌詞がはっきりして上手くなる実感があり、これが楽しかったですね。
一人ずつやったり、グループでやったりしたので、他の方の変化が分かるのも良かったです。
アドバイスは感覚に頼るところもあるけれど、私は違和感なく言われたことが自分の中に入ってきたので、「声がでる」「言葉が明確になる」という感覚を実感できました!
最後の仕上げは「茶摘み」をみんなで合唱。
小学生の時に学校の合唱団に入っていたので、あの頃の練習を思い出したワークでもありました。
あ〜れに見〜えるは茶〜つみじゃないか♪
新茶の季節ですね。
季節感のあるいい選曲。
ご家族の介護をきっかけに興味を持ち、自身の専門性を介護にも活かして、社会に貢献している。
そんなデザインをはるこさんの仕事に感じました。
機会があれば、また行ってみたいワークショップです。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。