お花屋さんの気遣いに、心が温かくなった日。応えようにも、まだ一人でお生花がいけられない私は、有り難くお気遣いを受け取るのみです。
弥生の花材
- 花ずおう
- カラー(白)
- ドラセナ(青)
花ずおう。公園や庭木としてもみかける木ですね。鮮やかな紫がかったピンク色がとても好きで、この時期楽しみにしているお花の一つです。花つきが良くて、枝ぶりも立派でしたので、ダイナミックにいけてみました。
カラー。小さめの花ですね。花ずおうやドラセナのボリュームがあるので、負けないように、3本まとめるように近い位置でいけました。もう少し開いてくれると華やかでいいなぁ。
ドラセナ。通常は足元(剣山に近い位置)を見せないようにいけますが、ドラセナの茎は模様が綺麗なので、あえて見せるようにしました。これが正解かどうかは、先生のみぞ知る。。。
そして3日も経たないうちに、場所を替えていけ替え。いつも置いているところの横が、部屋の入口になっていて、風に吹かれた暖簾に巻き込まれ、いけばなが崩壊してしまいました。。。何度かこの被害に合っているため、同じ玄関の下駄箱の上に移動しました。空間が変わりますから、花材の長さを調節したり、いけかたも変わります。場所に合わせていけるのも勉強ですね。
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今回お花を受取に行った時、店員さんの気遣いに心が温まりました。
私の流派を調べてくれて、手頃な値段でお生花の花材が入ることがあるので、お生花も混ぜましょうかと提案して下さったのです。
流派は違いますが、説明に使っている言葉や花材、いけ方が、古流系のせいか似ていますので、参考にしたサイトです。
お生花をまだ一人でいけることができない私は、その旨を話し、いつもどおりの組み合わせで、来月以降もお願いしました。
お生花。。。
何度かお稽古しましたが、お生花はいつものお稽古とは違います。
花材の整え方、いけ方にも決まりごとがあり、時間もかかり、気力・体力もいる。
私にとっては、特別なことです。
お生花を一通りの花材で、一人でいけられるようになれば、いけばなを習いましたと言えると思います。
ま、今はできる範囲で、自主練がんばろう。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。