今年はコロナ禍で帰省や新年の集まりを自粛し、
年賀状で新年の挨拶を、と考えている方が多いそうですね。
毎年かかさず書く方も、久しぶりに書く方にも、
手軽にオリジナル感が出せて、手作りの楽しさも味わえる
ポストカードを使った年賀状のご紹介です。
もくじ
- 柄や写真は縁起物を意識すると良い
- 実際作ってみて気になったこと3つ
- 材料としておすすめなもの
- 私がポストカードを年賀状に使おうと思ったきっかけ
柄や写真は縁起物を意識すると良い
写真は昨年、年賀状用に買ったポストカード。
おめでたい雰囲気を意識して選びました。
梅の方は北鎌倉古民家ミュージアム、鯛の方は鎌倉文華館鶴岡ミュージアムでそれぞれ購入。
白梅はお正月のいけばな花材としても使うお花。
「松竹梅」という言葉に代表されるように、縁起物のお花です。
鯛も同じく縁起物。
「目出鯛」という語呂合わせもしかり、真鯛の赤と白の色合いが、紅白というお祝いの色を連想させます。
昨年はそんな普通のポストカードを、年賀状に仕立ててみました。
実際作ってみて気になったこと3つ
- 表面の住所や裏面の文字をプリンターで印刷する場合は、最初にすること。
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官製ハガキのサイズと若干違うものがあったり、紙の厚みによってはプリンターでうまく印刷できないことがあること。
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表面がツルツルしていると、スタンプのインクが乾きにくく、2日くらいかかってしまうこと。
ポストカード、年賀用切手、スタンプ類など準備するので、パソコンで一気に印刷するより、予算や手間もかかります。
だからこそ「作っている」という感覚があり、楽しいものです。
材料としておすすめなもの
スタンプやシール、マスキングテープは使いやすいですね。
手芸コーナーに行くとラインストーンなど、いろいろ使えそうな材料もあり、想像力がふくらみます。
楽しいあまりゴテゴテ貼りすぎて、立体的にならないように気をつけましょう。
アイディア次第で、個性あふれる年賀状が出来上がりますよ。
私がポストカードを年賀状に使おうと思ったきっかけ
それは、年賀状を15枚くらいしか書かなくなったからです。
それこそ、数十年前。
私が社会人になりたての頃は、職場の上司や同僚に、年賀状を出す習慣がありました。
学生時代からの友人、会社の方、親戚にも年賀状を書いていました。
時が経つにつれ、まず会社関係で年賀状のやりとりがなくなり、
疎遠になる友人が出てきたり、
親戚も子供の頃のように会わなくなり、
だんだん年賀状を出す枚数が減っていきます。
そうなると、本当に出したい方だけになっていくので、一枚一枚を丁寧に書きたくなってきたのです。
最近では、新年の挨拶とともに添える一言メッセージに、
何を書こう?
と悩んでしまう方は、
もう出す必要がないのではないか、と考えたり。
基準はまったく明確ではありませんが、出したい方にだけ出すのが自然かなと思うようになり、15枚くらいに落ち着いています。
機会がありましたら、ポストカードの活用法として、
ちょこっとアイディアを加えた、
オリジナル年賀状を作ってみてくださいね。

牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。