北斎の晩年の気迫が伝わってくる展覧会「新北斎展」、併せて行きたい展覧会も紹介します。

森アーツセンターギャラリーにて開催中の「新北斎展」、併せて行きたい「テクニカル北斎展」のご紹介です。

昨夜の寄り道、「新 北斎展」。
 
HOKUSAI UPDATED.
 
16歳から絵を描き始め、亡くなるまでの約70年間の画業を、6期に分けて展示するもの。
 
とにかく長い画業が魅力の北斎。
新しいことに挑戦し続け、自身をUPDATEし続けた人生が分かります。

葛飾北斎_神奈川沖浪裏
 

作品を見ていくと、前半はイラストレーターのような立ち位置で仕事をしていて、絵師としては60歳あたりからが本番だと感じました。
 
晩年の気迫が凄まじいです!
 
もう一つ気になったのが、故・永田生慈氏。北斎研究家、コレクターとして知られた方だそうで今回の展覧会にも多くの作品を提供されています。
 
子供の頃に北斎の作品に接する機会があり感動して、人生を北斎の研究に捧げた方。
 
北斎の凄さと相まった、永田さんの生涯続いた「感動」も興味深い展覧会でした。

 
3/24(日)まで
森アーツセンターギャラリーにて

葛飾北斎_弘法大師修法図

併せて行きたいたいのは「テクニカル北斎展」。

テクニカルとタイトルにあるように、北斎の制作テクニックに焦点を充てた展覧会。

見どころは、2点。

一つ目は復刻版で色鮮やかな作品が見られること。

江戸時代の人々が見ていた、摺りたての浮世絵版画を現代に生きる私達も見られるのです。

チラシで見ただけでも、展示室で見た作品と別物のように、鮮やかな色彩で生き生きとこちらに迫ってくる作品たちを感じることができますよ。

二つ目は江戸時代から受け継がれる浮世絵の技術を取り入れた現代作家たちの作品が見られること。

時代は隔てていても、作品の中に「何か」共通点を見いだせるかもしれません。

遠い時代の北斎と距離が近くなる瞬間を感じられるかも。

2019/2/16(土)まで
伊藤忠青山アートスクエアにて開催です。

六本木ヒルズ