美術館の入館料、
ここ数年で高くなってきたなと
感じています。
もともと料金が抑え気味な
県立や市町村立の公立美術館は
さほど感じないのですが、
国立と私立(企業が母体の美術館も含む)は
とても高くなっていると感じています。
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先日、毎年楽しみにしている
花火大会へ行きました。
昨年までは無料で見ていた場所と
ほぼ同じ場所が、
今年から有料席になり
一人¥5,000超のチケットを
購入することになりました。
大会の運営を変更したようです。
トイレやゴミ箱も完備され、
警察や警備の誘導も整った会場なので
今まで無料だったのが
むしろ珍しかったのかも
しれません。
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美術館はもともと無料ではありませんが
コロナ禍以降に段々と
入館料が高くなっているのを
感じています。
鑑賞者が「入館料」という形で
負担をになう傾向になっているようです。
「負担」というと、強制的な感じがしますが
美術館での楽しみ料、美術館の運営に協力する、
私はそんな考え方をしています。
一方で、諸手をあげて値上げに賛成するのも
違和感があります。
値上げした分は何に使われるのか。
美術館が会計報告のようなものを
公表しているならば、
確認してみたいところです。
美術館巡りが好きだからこそ、
美術館の運営にも、
興味をもっていたいと思います。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。