『日本の美術館めぐり』【ブックレビュー】時間が経つことで魅力が出てくるガイドブック

ガイドブックのようで
単なるガイドブックではない
魅力を感じた一冊。

ガイドブックというと
最新情報に代表されるように
今現在の情報が重要視されますが

こちらの本には、時間が経つことで
生まれる魅力があるのです。

『日本の美術館めぐり』浦島茂世・著を
読みました。

「企画展だけじゃもったいない」
とサブタイトルにあるように、

常設展示のみの美術館に
代表されるような、

収蔵品をうまく魅せる美術館が、
北海道から沖縄までの地域ごとに
紹介されています。

ガイドブック的な要素が強いものの、

美術館の成り立ちや収蔵方針といった
プロフィールが書かれている館が多いので、

なぜこの作品がこの美術館にあるのか
ということも分かり、

展示室での作品鑑賞だけでなく、

美術館をまるっと楽しめる
読み物としても充実した内容です。

2018年1月に初版が出版されている為、
実はすでに閉館してしまった美術館もあるのですが

それはそれで、過去にこんな美術館があったという情報が
私にとってはとても貴重であり、魅力ある内容。

ガイドブックにおいては
最新情報とともに、
古い情報といぅのも面白味があると
思いました。

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