シンプルにまとまりました
2024年お正月のいけばな。
グロリオサの蝶のような華やかさが
引き立ちます。
今回の花材
- 若松
- 葉牡丹
- 水仙
- グロリオサ
シンプルの良さを再認識する
どちらかというと、花がモリモリで
賑やかないけばなが好きな私。
今回のお正月の花材を見た時に
「なんだか、寂しいかも・・・」と
ちょっとテンション下がり気味でした。
いけ終わってからも、金柳など
なにか花材を追加で購入しようかと
考えていたくらいです。
しかし、何度か見ているうちに
グロリオサの赤い、
蝶が舞うような華やかさに
気づきました。
そうだ!
これで十分じゃないか。
複雑な造形と
鮮やかな赤色のグロリオサ。
オーソドックスな花材の中にあって
華やかさを添えるグロリオサの
存在に気づき、
気持ちが落ち着きました。
足りないと思うと、
つい何かを足せばいいと
考えがちですが
すでにあるもので
十分バランスは取れている。
そんな考え方も大切だと気付かされた
お正月のいけばなでした。
後日、スーパーで小さな花束を買ってきて
いけかえました。
さらに2回目のいけ替え。
葉牡丹もだいぶ小さくなりました。
こちらの記事もご参考にどうぞ。
源氏物語といけばな 源氏流いけばなの軌跡/平凡社/岩坪健
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牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。