会期は2022/7/16(土)〜2022/9/25(日)まで。
ルドンに憧れ、パリに渡り、終生フランスで活動していた
版画家・長谷川潔(1891-1980年)の展覧会。
初期から晩年までの作品が見られます。
洋風だけれど和のテイストを感じる竹取物語の挿絵が心に残る
今展で興味を持ったのは
フランス語訳の
竹取物語の挿絵。
洋風だけれど
和のテイストを感じる
シンプルで、品のある作品です。
銅版画という西洋発の版画技法で
日本の昔話を表現する、
そんなところが「洋風だけれど、和のテイスト」に
繋がるのかなと、思っています。
ルドンに憧れ、
パリへ渡り
終生フランスで
活動していた作家。
活動の全貌とあわせて
ドライポイントの爽やかさと
メゾチントの黒の闇など、
版画の技法による
見え方の違いや、
技法の使い分けの魅力が
分かるのも、面白い展覧会です。
美術館情報
東京都町田市原町田4-28-1
開館時間:平日10:00〜17:00
土日祝日:10:00〜17:30
休館日:月曜日(祝日・休日の場合はその翌平日)
12/28〜1/4
長谷川潔(1891-1980)展は2022/9/25(日)まで開催です。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。