今日ご紹介するのは「わざわざ行きたい」私の2大、紫陽花おすすめスポットです。
一般家庭のお庭や歩道の植込みなど、この時期、歩いていればどこでも見られる紫陽花。
そろそろ見頃は終わりになりますが、今年もたくさんの紫陽花を見ることができました。
紫陽花好きな方は来年以降のお出かけに是非、心に留めておいてくださいね。
相模原北公園(神奈川県相模原市)
自宅から車で気軽に行ける公園なので、思い立ったら行けるのが、私にとっては便利です。
紫陽花だけでなく、池のほとりに生える菖蒲も同時に見られます。
一押しは様々な種類の紫陽花が見られるところ。
特にアナベルの群生エリアは圧巻です。
紫陽花といえば、ピンクか青の花だと思っていたのは、いつの頃か?
一昔前に比べて紫陽花は種類が増えましたよね。
珍しい品種や色は何度見てもインパクトがあります。
公園全体が比較的平坦ですので、広いわりには年配の方も歩けるのがいいところ。
膝や腰が弱ってきた母も、安心して連れて行けます。
ちなみに、公園のある相模原市は市の花が紫陽花のため、道路脇の植込みにも紫陽花が植えられているところが多いです。
車やバスの車窓からも見てみましょう。
下田公園(静岡県下田市)
車、もしくは伊豆急下田駅から徒歩で向かいます。
シーズン中の週末は駐車場に車を入れるのも一苦労なので、市街地のコインパーキングに駐車して、歩いて公園に向かうのがいいでしょう。
戦国時代にこのあたりを治めていた、北条氏が築城した下田城の跡地が、現在下田公園となっています。
こちらの一押しは山一面に植えられた紫陽花。
前述の相模原北公園のような珍しい品種は無いものの、紫陽花の森とでも言いましょうか。
植込みに埋もれながら見て回るのです。
なかなかこれだけの紫陽花を至近距離で見られ、紫陽花に埋もれるような体験はできないと思います。
下田城は山城のため、公園全体が山になっており、
上の方に行くと紫陽花と下田の町、ペリー提督が黒船と共に来日した下田港が一望できる景色も素晴らしい。
ただし、この景色を見るには舗装はしてあるものの、かなり勾配のある坂や階段を歩くしかないので、普通に歩ける方向きの場所になります。
駅から公園までの道のりは、ペリーロードと呼ばれる飲食店や商店がならぶエリア。
散策や下田グルメ、せっかくなので一泊の旅行にしてみるなど、紫陽花以外でもお楽しみが広がります。
2つのスポットのまとめ
相模原北公園
・多様な品種・色の紫陽花が見られる
・勾配があまりない公園なので、年配や小さな子どもでも大丈夫。
・都内や近郊からなら日帰りで行ける。
下田公園
・山全体が紫陽花。紫陽花に埋もれる体験ができる。
・紫陽花と眺望の両方が堪能できる
・下田観光も同時にできて、小旅行に適した場所。
・坂道や階段を歩くので、足腰が弱い方は避けたほうがよい。
来年も綺麗な紫陽花が見られますように。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。