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2026年夏に初めて訪れた
東京都世田谷区にあります
齋田記念館。
存在を知ったのはだいぶ前ですが
なにしろ土日祝日が休館なので
平日に仕事をしている身としては
なかなか行きづらいところ。
非常に魅力的な展示内容だったこともあり
休暇を取って行ってきました。
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代田村を開いた旧家が設立した美術館
代田村を開拓した7人衆の
旧家の一つである齋田家。
入口付近から大きな松などの木々があり
ちょっとした森のような雰囲気。

この木々のおかげなのか
交通量の多い環七通りに
面しているのにとても静かです。

すぐに記念館の建物が見えてきますが
それよりも奥にある山門のような
大きな門に目がいきます。
門の先には行けませんが
1500坪の敷地に、
150坪の住居である建物があり
貴重な建築物として
世田谷区の有形文化財に
指定されているそうです。
また江戸時代後期以降は
学者や文人も輩出されていて
文化芸術を生み出す側であったことも伺え
だからこそ、記念館ができるくらいの
美術品も収集されたのかもしれません。
詳細は記念館ホームページの
「齋田記念館について」に
詳しくありますので、是非ご覧ください。
「瀑布」の飛沫と「潮沙和暖」の青に引き込まれる
今回は水で涼しさを感じる作品の展示で
夏にピッタリの展覧会「美しき水の七変化」
を見てきました。

状態も良く、品のある風流な作品があり
気持ちよく鑑賞。
展示室は1室だけの小さな記念館で
点数も多くないため
説明書きがしっかりあっても
読むのが苦になりません。笑
川合玉堂「瀑布」

川合玉堂《瀑布》(部分)大正〜昭和時代 齋田記念館蔵
実物を見てみたいと
思っていた作品です。
とてもシンプルな滝の絵で、
使われているのはほぼ墨の黒と
紙の白(余白)だけに見えました。
岩と、飛沫をあげて落ちる滝が豪快に、
それでいて繊細に描かれていて
滝壺から飛沫や、さらに細かい水の粒が
立ち昇る様子まで感じられるほどです。
竹内栖鳳「潮沙和暖」

竹内栖鳳《潮沙和暖》(部分)大正時代 齋田記念館蔵
青が格別に美しい作品。
質の良い青の絵の具が手に入ったので
描いた、という内容の説明を読んでから
あらためて青い部分を見ると
その美しさにぐっと引き込まれました。
絵の具の色そのものもさることながら
その青を生かしきる栖鳳の技量にも
感嘆します。
撮影不可だったのでポストカードを
撮影不可の展覧会だったため
写真はありませんが
気に入った作品のポストカードが
4枚とも揃っていたので購入しました。
先に書いた2作品と
もう2作品、印象に残った絵です。
小室翠雲「富嶽図」

小室翠雲《富嶽図》(部分)昭和時代 齋田記念館蔵
墨の濃淡とにじみが
富士の険しさと優美さをよく表しています。
横山大観「朝」

横山大観《朝》明治時代 齋田記念館蔵
早朝の柳を描いたものと思われ
墨にうっすら緑が混ざっています。
朝もやの中に立つ柳と
澄んだ空気に満ちた画面に
思わず深呼吸したくなりました。
再訪したい美術館が、また一つ増えました
まずは、再訪したいと思うような
良い美術館を発見できて
とても嬉しいです。
私が思うこの美術館の魅力とは
齋田家という旧家にまつわるエピソード。
そして、家を季節ごとに飾る美術品が見られることや
作品を買う、設えることが
自然と生活の中にあることを感じられることです。
明治時代には生糸に次ぐ産業であった茶業を
齋田家も営んでいて、
当時の代田村にも茶園があったことなども
興味深い歴史でした。
美術館情報
東京都世田谷区代田3-23-35
電話:03-3414-1006
開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は4時まで)
休館日:土曜(第四土曜日を除く)、日曜、祝日、展示替期間
入館料:企画展により異なります
アクセス詳細はホームページをご確認下さい


