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埴輪と土偶の違いとは?500年以上の時代差と「作られた目的」を調べてみた

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博物館などで展示されている
埴輪と土偶。

この2つの違いとは?という
疑問をもったので

今更ながら埴輪と土偶の
違いを調べてみました。

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埴輪と土偶の違い

■土偶
[時代]縄文時代
[形状]土製の人形。女の人の形をしているものが多い。
[目的]魔よけ,豊作,子孫が栄えることなどを願ってつくられたとされる。

土偶(國學院大學博物館展示室にて撮影)

■埴輪
[時代]古墳時代
[形状]素焼きの土器で,人,家,動物,刀の形などをしている。
[目的]古墳に葬(ほうむ)られる人が死後も不自由をしないように,
という願いで置かれたとされる。
古墳(王や豪族など強い力を持った人のお墓)の周りに並べられた。

埴輪(國學院大學博物館展示室にて撮影)

ベネッセ教育情報のページより引用

時代が全然違うのですね。

日本の時代を古い順に書くと

旧石器時代
縄文時代
弥生時代
古墳時代
飛鳥時代
奈良時代
平安時代
.
.
.
と続いていくので、
土偶の方が古い時代に作られたのだと
分かります。

縄文時代は、約1万年以上前〜紀元前3世紀頃
古墳時代は、3世紀中頃 – 7世紀頃とすると
500年以上も時代が違うのですね!

土偶は装飾的であり
埴輪はとてもシンプル。

見た目からも違う時代に作られたことが
納得できます。

土偶は装飾的ではあるけれども
より原始的で素朴さが魅力だと
感じますし、

埴輪はシンプルさが「洗練」と
見ることもできる。

やはり時代が進んで
「洗練」されてきたのかなと
思っています。

埴輪(東京国立博物館展示室にて撮影)

ハニワと土偶の近代展

もう2年も前のことになりますが
東京国立近代美術館にて

「ハニワと土偶の近代」
(会期:2024年10月1日 – 同年12月22日)という、
非常に興味深い展覧会が開催されました。

「ハニワと土偶」と展覧会名にあるのに、
ほぼそれらが展示されていないというのも
面白さの一つ。

明治以降から現代までの
ハニワと土偶の
歴史をめぐる内容でした。

いくつかの切り口の中で
興味深かったことの一つは

出土品であるハニワや土偶が
いつから博物館や美術館に
「展示」されるように
なったのかということ。

1950年代にインフラの整備などで
日本全国が工事により掘られて、
ハニワや土偶も
土の中から日の目を見ることになります。

その後、観光地として
遺跡が整備されたり
文化的な施設となり
展示されたりして

愛好家もいたことから
美術品としても扱われるように
なったようです。

戦時中は戦闘意識を高めるためや
日本人の理想像に使われたり、

戦後は、その優しさやほのぼのした表情が
クローズアップされたりして
ゆるキャラのごとくグッズも多数見かけます。

現代では、作られた当初の目的とは
随分とかけ離れた存在になっているものの

認知され「存在」し続けているのは
凄いことなのかもしれません。

埴輪(東京国立博物館展示室にて撮影)

まとめ

目的を見ていて
土偶は生きている人の為に作られ

埴輪は亡くなった人のために
作られていることに気づきました。

埴輪と土偶、
なんとなく一緒くたになっていましたが
時代や作られた目的も異なります。

私は埴輪や土偶が
美術館に展示されたり、
収蔵品の対象となることが
当たり前の認識でしたが

私が当たり前だと思っていたことが
どう当たり前になったのかも分かり

なかなか有意義な
調べ物の時間となりました。

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