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閉館した原美術館 建物と展示空間が作り出す特別な空間を振り返る

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閉館してしまった美術館の回想録。

今回は2021年1月11日に閉館しました
原美術館です。

かつてあった素晴らしい美術館を
忘れないように、

このような記事を書こうと思いました。

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原美術館とは

1979年12月に開館した
現代美術専門ののコレクションを展示する
美術館で、当時としては珍しかったとのこと。

2021年1月11日[月・祝]をもって閉館

41年間の活動に幕を閉じました。

品川駅から私の足で
15分弱くらいの道のりだったと
記憶しています。

御殿山へ続く閑静な住宅地にある邸宅を

美術館として使っていました。

開館は1979年ですが、
邸宅として建てられたのは1938年。

閉館当時の館長の
祖父にあたる方が住居として建て、

戦時中はアメリカ軍に使われるなど
紆余曲折を経たのち、美術館になりました。

よって、建てられてからは
80年以上が経ち、

建物の老朽化と現在の建築基準に
合わなくなってきたため、

費用を含めてその対応が難しかったことも
閉館の大きな理由です。

閉館後のゆくえ

原美術館は閉館後、
所蔵品や展覧会などの運営が

別館であるハラミュージアムアーク
(群馬県渋川市・1988年開館)へ引き継がれました。

閉館したけれど、移転場所があり、

引き続き美術館として活動をしていくというのは
非常に恵まれたケースであり、
個人的にも嬉しいことです。

ハラミュージアムアークは原美術館よりも

展示室・収蔵スペースとも広さがあり、

大型の作品の展示・収納の面など

移転したことによるメリットも
あるようです。

継続して美術館活動ができる
場所があることは喜ばしい半面、

品川にある建物や
内装が醸し出す空間や雰囲気は当然、
持っていけるものではありません。

残念ですが、かつて品川に原美術館という
邸宅を使った美術館があり、
個性的な空間の中で
現代美術が見られたこと。

それをブログ記事に残すことにより
自分の中でこの美術館のことを
思い出すきっかけにしたいと思います。

私にとっての原美術館

非常に個性的な作りの邸宅である

美術館自体が見どころでした。

インスタレーションとは違った

部屋の設えのように

作品と展示空間が

一体化しているのもとても面白く

印象に残っています。

少人数のグループで訪問したときには

学芸員さんに説明もしていただき、


庭に設置してあるピンク電話の作品に
電話をかけて鳴らしてくれたのも、
楽しい思い出です。

エスセシポール
キース・ソニア(アメリカ)1982年

ちゃんと電話番号を持っていて

かかる状態であることには驚きました。

展示室内は撮影ができないことが多かったので

外観の写真になりますが、

写真と共に振り返ってみたいと思います。

正面入口

門の前に広がる石畳にある模様。今更ながら、これも作品だったのかも。

美術館の入口付近

美術館入口へ続く
アプローチ

三島喜美代 NEWSPAPER-84-E
1984年


陶でできた作品だと知って、驚いたなぁ。

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